カジノ法案が可決されたのか
カジノが合法になる?
でも今だって日本中、パチンコと言うカジノだらけやん
国会議員になるような頭のいい人なんてバクチなんぞやらんのかな
まっそれ以上に美味しい‘利権,も発生するだろうし
わしなんぞ高校生の頃からパチンコの嵌っとった
母親だまくらかしちゃーパチンコを打っていた
ある日、パチンコに熱中してたら肩をとんとんと誰か叩くので
振り返ったら涙目の母親が立っていた
またある日、肩をとんとんと叩かれて振り返ったら高校の担任だった
またある日、肩をとんとんと叩かれて振り返ったら用心棒のや○○屋さんだった
「われ、うちの店に学生服着て遊ばれたんじゃ店がどんだけ迷惑被ると思とるんじゃ」
高校を出てからはパチンコに加速がついた
ほぼ一日中パチンコ台の前にいるようになった
食う金も無くなったんで
兄貴のアパートまで2~3時間歩いて行って5千円借りた
そしたら帰りに兄貴のアパート近くのパチンコ屋で5千円負けて
また歩いて帰ってきた
パチンコでの失敗談をあげたらきりがない
今の経済状況でパチンコだのカジノだの行ける人ってそんなにいないだろうけど
覚せい剤なんかもそうだけど
ギャンブルも続けて2~3度勝たせて貰うとほぼ依存症になる
アドレナリン出まくりで押さえが効かなくなるもんな
まともな人間は2~3度続けてやらへんて
ジングッベー♪ジングッベー♪ジングルなんたら~
魅惑の京都河原町の宵にクリスマスソングが流れていた
そんな事はおかまいなしに
喧噪のパチンコ屋でパチンコ台を睨み付けて熱くなっている自分がいた
そう言えばそのパチンコ屋のある場所は幕末の昔
郷土の英雄、坂本龍馬と中岡慎太郎の受難の近江屋のあった場所だ
国を憂い国の行く末を語り合ったであろう二人
志半ばに斃れた二人
その日から百数十年後の同じ場所で
志どころか意志薄弱な同郷の若者がパチンコに興じていた
「あっか~~ん、電車賃までやられてしもうた、どないしょ~」
街に出ると楽しそうなアベック達が肩を寄せ合っていた
どこからかモンタ&ブラザーズの‘ダンシングオールナイト,が聞こえた
(これは鮮烈に覚えている)
高島屋から八坂の森に向かって歩いた
クリスマスの楽しい晩
聖夜だ
聖子ちゃんが一番輝いていた年だ
同い年のわしは地べたの石ころだった
問題は電車賃の160円だ
もう寒くて寒くて
ふと横を見ると
木屋町の入り口に交番があった
「おまわりさん160円貸してくれまへんやろか?」
「しゃーないのう~貸したるわ」
と言う訳で無事に家に帰った
とうとう今年も12月に入ってしまった。
今年の12月は営業的に過去、比類の無いくらい低迷するだろう
食えて行けたらええやんか・・
とかおっしゃる方がいるが
たぶん
食えないぐらい程の低迷だろう
12月と言えばクリスマスに大晦日、紅白歌合戦
おっさんにクリスマスに紅白もへったくれも無いが
おっさんになる前もクリスマスにいい思い出なんか無いな
一番悲惨なクリスマスは鮮烈な思い出がある
10代最後の年の京都の晩
そういつもの
京都貧乏編だ