今朝、どこぞの海にでも行こうと、その前に職場に立ち寄ったんだが
ついでに寝汗を掻いたんでシャワーを浴びた
そうしたら体を拭いてる傍から汗出てくるやんか
朝の5時前でっせ
もうパンツもシャツも汗でびしょびしょ
こりゃ出かけるのに着替え用意せにゃ
今日は職場の地区の盆踊り
毎年、金一封のお花代を包んで持参するんだが
こんだけ暇だとお花代なんか出しとうない
それに、いつもはパートさんに代理で持って行って貰っていたが
今年はそのパートさんすら、おらんようになった
しょうがないんで自分で行くか
昔のわしなら若い娘ひきつれて行ったんだが・・・
今はお花代の工面を考えないと
ほんまにお客さん、来ぃへんな・・
もう怖いほど・・
来ん
それにしても暑いな
雨が止んだら暑うなった
昔はクーラーなんてなかったんやから
辛抱せな
昔、クーラーの無いじぶんに
パチンコ屋はオアシスやった
オアシスに行くのに家計は‘火の車,になった
懐かしいな・・
一日、パチンコ屋にいると服から何から体中タバコ臭くて
頭がヒートアップして夢遊病者状態で
今、考えるとようあんなに嵌っとったな
一度なんかガラガラのパチスロ屋で
最後の最後のコイン3枚で
目が出た
金は無い
ただじっと
客の来ないパチンコ屋で
1枚コインが転がって来るのを待ってた
アホやな
テレビに濁流の桂川が映し出されてた
初めて嵐山に行ったのはもう遠い昔、10代最後の初冬
アルバイト先の玩具の配送途中で桂川の土手を走った
道沿いにポツンと今はもう無い、嵐山博物館があった
その日、生まれて初めて降り積もる雪を見たんだ
高速道路の確か琵琶湖バレーの看板が見えた辺り
大阪で暮らした、2年間で見た最初で最後の雪
3度目の受験を間近に控えて、それでももうどうしようもなくお金が無くて
雪が降ったんだからたぶんもう12月頃か・・
こんな事、しちゃいられないんだけどアルバイトに行ったんだ
玩具問屋の倉庫番
友達でぬけさくのシゲルといっしょに
シゲルとはぬけさくコンビだった
倉庫番にはよう肥えた‘とろい,おばはんと
ハゲ頭でひたすら俺らの仕事の見張りをしているじじぃの2人がいた
おばはんとじじぃはひたすらここの倉庫番にしがみ付くしか無い生活を送っていた
おばはんは玩具屋の社員にからかわれながらもただ
「えへへ」と笑っていた
ある日、肥えたおばはんが僕らに言った
「あんたら、うちと一緒やな、社員さんがあんたら2人の事‘とろい,言うとったでぇ~」
社員は倉庫にほとんどいないんだがいちいち見張りのじじぃが報告していた
ある日、社員のえらいさんに・・
「ちゃ~でも飲みに行こか」
とシゲルと2人誘われた
その時、喫茶店でえらいさんにこう言われた
「お前ら将来ろくなもんにならんな」
・・・
あくる年、大阪を脱出した
たぶん、‘とろい,僕は大阪では生きて行けなかったと思う
東京はちょっとだけ・・
ちょろかった?
わはは
ここ数年実家に帰ろうかと思い悩んでいる・・
来年辺り・・・
どうだろうか?・・と
先週も帰省して
Uターンしたとして雇ってくれるであろう施設に挨拶に行った
何時でも雇ってくれるそうだが
他人に使われたのはもう30年も前なので
人付き合いとか本当にやって行けるかどうかそれがネックだ
苛められるんじゃなかろうかと
給料は田舎なのでまったく期待していない
ただ施設としても僕の資格を必要としているので
出来たら早い方が良いらしい
今思い悩んでいるのは
どこまで続くか分からないが余生をどう暮らしてゆくか
こちらで過ごすか
実家で暮らすか・・
どないしょ?