皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

三県境と道の駅きたかわべ

2018-06-08 22:16:50 | 物と人の流れ
道の駅きたかわべは埼玉県北東端に位置し、佐野古河線沿線渡良瀬遊水地に面したスーパー堤防の上に建っている。見晴らしもよく駅内にはスポーツ遊学館などもあり、人気のスポットだ。夏至も近く日も一年で一番長いため、仕事の帰りに寄ってみた。残念ながら夕方5時で施設は閉館していたが、近くにある三県境まで歩くことができた。三つの都府県が一ヶ所で交わる地点は全国48ヵ所あるが、ほとんどは河川か山中にあり、歩いて着ける地点は、栃木県、群馬、埼玉のこの地点だけのようだ。道の駅を降りて約500メートル。案内板も設置してあった。革靴で小走りでむかうこと数分、なにやらパトカーが止まり、県境と思われる場所に人だかりができている。事件かと思いきや、明らかにドラマの撮影だ。三県境殺人事件のような感じだった。おかげで三県境の場所にまでたどり着けず、遠巻きに撮影の様子をみて道の駅まで戻ることにした。
加須市ホームページによれば、昨年四月に境の支柱を囲むように三県それぞれ砂利を敷き詰め人が歩けるよう整備しているようだ。
人が集まれば場所も整備され、さらに人も物も動き出す。県境などひとの都合で出来た産物だ。そこにもの珍しく集まるのは人の好奇心の賜物だ。
コメント
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