ローライ ゾナー40mmF2.8HFT
最近のデジタルミラーレス一眼のダミーのペンタプリズムは笑えますね。
フジのX-T1とかオリンパスのOM-DのE-M10とか。どちらも微妙に昔のフィルムカメラの
名前で聞いたことがあるところがますますパチくさいです(^^)ゞ。
まあ、「昔の名前ええ~で~出てえ~いいまあすう ♪」というのは私みたいなおじさんのカメラファンとしては
「そこはちゃうやろ!」とツッコんだり、「わ~いっしょや、いっしょや」と喜んだりで
「わしらも見捨てずに話題に入れてもらえてるわ」感があってマーケティングでも正当なようで・・。
2002年の12月発売だったらしいローライのゾナー40mmF2.8HFTです。
かつての人気モデルローライ35Sの搭載レンズをライカLマウントに実装し、ローライ35RFという
レンジファインダーボディと一緒に発売してしまおうという、駒村商会さんのライカマニアとローライマニアを
両方喜んでもらっちゃおうという企画だったわけですね。
パーツはコシナ製でも、いちいちドイツでHFTコーティングして組あげているので
うれしいうれしいGermanyの刻印付きです。
当時はコシナのフォクトレンダーレンジファインダーマシンが矢継ぎ早に新製品をリリースされていたところで
残念ながらそのフォクトレンダー軍団の中に埋もれてしまい、あんまりセールスが伸びなかったようです。
私が購入したのは2007年でいろいろな店ですっかり在庫処分モードになっていました。
まあ、同じコシナ製造ののノクトンクラシック40mmF1.4が50,000円なのに
いくらゾナーとはいえローライは95,000円もの定価設定ですから無理がありますねえ(^^;)。
最近すっかりほっちっちだったのですが、久しぶりに取り出してみたらグリスがぬけてスカスカに
なっていました。設計年次を考えるとずいぶんと早いグリスぬけでオールドニッコールもびっくりです。
結局レンズ清掃と一緒にグリスアップもしてもらうハメになりました(TT)。
あんまり使ってないのにメンテ代ばかりかかるのはしゃくですから、がんばって撮影に持ち出しました。
装着ボディはこれまたコシナのベッサTです。外付け40mmファインダーの見え味が素晴らしいので
久しぶりに出撃させました。ちなみにローライ純正の40mmファインダーは定価22,000円
フォクトレンダーブランドなら19,500円です。これくらいゾナーも値段が近いものならば
もっと売れていたんでしょうけれど・・。
フォクトレンダー ベッサT ローライ ゾナー40mmF2.8HFT 1/250 開放 ベルビア100F
明石の岩屋神社のえびすさんです。漁業の神様でもありますので奉納されたマグロにお賽銭を
貼り付けるのが定番ですね。昔からのならわしかと思っていましたが総本山の西宮えびすさんの
ホームページを見ますと昭和45年からだそうです。
開放ですが、ゾナーらしい形をしっかりのこしたボケでうれしくなります。
ローライ35Sの目測とは違って同じレンズでも近距離でピントを合わせられる
というのはやはり安心感が違いますね(^^)。
フォクトレンダー ベッサT ローライ ゾナー40mmF2.8HFT 1/60 開放 ベルビア100F
えびす祭りのハシゴをして今度は稲爪神社にやってきました。
おりから小雨が降りだしてお参りの人もまばらでさびしいな・・と思っていると・・。
なんと!えびす様が境内を歩いていらっしゃるではありませんか!
撮影をお願いすると快く応じてくださいました。ありがたやありがたや(^^)。
なんだか福をいっぱいいっぱい授かった気分です。
またまたローライにはヒト・・どころか神様まで引き寄せる力があるなあと感心した一日でありました。