よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ズマリット5cmF1.5

2014-09-07 00:08:47 | ライカ交換レンズでワンダフル

  ズマリット5cmF1.5


 久しぶりのライカ玉ズマリット5cmF1.5です。くせのあるレンズとしても有名で、どなたが言ったのか
「やくざなズマリット」なんて評価も(^^;)。ズマッリトという名前も日本人には耳慣れない発音ですよね。
私などはチョーリキショーライ♪のイナズマンを思いだしてしまいます。

しかしツァイスとコシナは最初から狙っていたのでわ?と思えるくらいツァイスイコンボディに似合いますね。
メッキの色といいロゴの細さといい・・純正のZMシリーズよりもしっくりくるというとコシナに失礼でしょうか?


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 開放 AE ベルビア50

 ズマリットといえば「開放時のフレアがかった描写」が超有名です。開放でばりばり撮影しようと思ったのですが
ベルビア50を入れても、1/2000秒ではオーバーになってしまい明るいところではなかなか難しいです。
仕方ないのでヤブ蚊に刺されまくるのを覚悟のうえで夕方の公園で猫などを狙いました。
案の定10分くらいの間に12か所も刺されてしまいました(TT)。

苦労した甲斐もあり、うわさに聞こえたすごいやつ!ともいうべきふわんふわんなボケでございます(^^)。
猫のヒゲの細さなど実に素晴らしいのですね。周辺のほえほえ度も唯一無二ではないでしょうか。
いまどきのレンズなら絶対発売されないであろう描写性能です。

冷静に考えればいまどき・・なわけはないですね。
シリアルナンバーによりますと、1956年・・すなわち昭和31年の製造です。
60年近く昔のレンズなのですね(^^;)。


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 F5.6 1/125 ベルビア50

 続きましてライカ玉の得意とするコントラストの検証です。フードなしでモロ逆光で撮影したので
フレアが大暴れかと思ったのですが・・・。けっこう見れてしまう写真になりました。
そのうえコントラストの明部から暗部までまったく省略されたところなく描写されているのには
さすがとしか言いようがありませんね。


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 F8 AE ベルビア50

そして今回もっとも驚いたのはこのF8での写りです。雲の重なり具合の立体感と移情閣の立具合。
そして明石海峡大橋の描写の線の繊細さ。開放時のほえほえに目をうばわれて気づきませんでしたが
ズマッリットさんは、F8まで絞りこめば非常に立体的な繊細描写をしてくれることが判明しました(^0^)/!

この描写をみますと、ますます風景写真を撮影に行きたくなってしまうではありませんか。
とりあえずこれからは、晴れた日にはズマリットを持ってF8散歩に行かなくちゃです。
となりますと、あの高価な専用フードXOONSを早く手に入れねば・・・(^^;)。

コメント (2)
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