C ビオゴン35mmF2.8 ZM
先日ヘキサーRFを入手して喜んで撮影していたものの、28mmフレームで視野枠いっぱいいっぱいに撮影していると
どうにもうまくいきません。自分のヘタさかげんは棚にあげて「こんな余裕のないフレーミングは耐えられん!
いっそ35mmで撮影すればもう少しうまく撮影できるのではないか?」などとほざくのがオヤジカメラマンの
面目躍如です(^^)。
そこでつらつらと調べてみますと コシナツァイスのC ビオゴン35mmF2.8という素晴らしいレンズが
あるではありませんか!最近出た感があったのですが実は2008年の発売でもう7年も前なんですね。
当時はもうライカブームが終わっていたのと,デジタル一眼レフ旋風が吹き荒れていたのであまり話題にならなかった
ような気がします。スペックだけ見れば「35mmF2.8」ですから平々凡々ですし。
でもツァイス&コシナがそんな平凡なレンズをコストをきちんとかけて真面目に造ったとしたら・・・
神のような名玉が産まれてしまうのではないでしょうか(^^)?
ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/125 F8 プレスト400
なんとか中古でゲトしてみると、また小さくてかわいいレンズです。せっかくなので35mmのフレーム
がシングルで表示されるM2で撮影してみることにしました。M2なので久しぶりにモノクロです。
2012年に期限切れのプレスト400をつめてみましたがびくともしてませんね!
モノクロフィルムのタフさは素晴らしいです(^^)。
久しぶりのM2ですが「ライカでスナップ」はやっぱり楽しいですね。スクリーン上ボケてしまう
一眼レフと違いはっきりきれいに見えるファインダーは気持ちが良いです。
ついついピント合わせを忘れてしまうときもありますが、35mmなのでなんとかなってしまったりします(^^)ゞ。
ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/125 F8 プレスト400
どん曇りでうら寂しい海水浴場の売店です。ワーゲンタイプ2が止まっているとなんでも絵になります。
イエローフィルターをつけてみましたが効いてるかどうかわかりませんね。
ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/30 開放 プレスト400
モノクロなので開放描写で黒猫を撮ってみました。まさしく「開放からばっちしレンズ」ですね!
「使いきれる高性能」でうれしくなってしまいます。ちなみに一眼レフよりライカのほうが
猫に近寄っても逃げません(^^)。
ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/30 開放 プレスト400
阪急電車のリラックマ号です。これだけの明暗差を写しとめてくれているのはさすがです。
同じコシナでもカラースコパーならもっとへちゃつぶれているのではないでしょうか?
点光源がふわっと広がって良い雰囲気になりました。このあたりが「クラシック」なのでしょう。
見かけもクラシックにすればもっと人気が出たでしょう。惜しかったですねえ。
コントラストきつめのプレスト400でこれだけ出てますからT-MAXとかならもっと
すさまじい描写になるのではないでしょうか?高価ですが新品フィルムで撮影してみなくちゃですね(^^)。