ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6
今度コシナから10mm!という超々広角レンズが出ますね。実際35mmフルサイズ対応でそんなに広角にしても
一体何を撮るのじゃ?という感もなきにしもあらずですが(^^)。
一度「10mm」という広角の数字を聞きますと、「12mm」がおとなしく見えてきます。このウルトラワイドヘリアー12mmは
2000年に登場時は世界最広角としてずいぶん話題になりました。あの頃の衝撃からすでに16年も経っているのですから
月日の経つのは速いですね!
登場時は指をくわえてみているしかなかったウルトラワイドヘリアー12mmですが、10mmが発表されたことで
ずいぶんとお手軽な値段になりました。
プロの写真家からも
「使いこなしが難しいレンズだ」とか「これはコシナから写真家への挑戦状である」とか
わかりやすくいえば「すいません。降参です。新製品が出るたびに文句ばかりつけてごめんなさい」
みたいな評価ばかりです。果たして望遠フェチの私にこんな広角レンズが使いこなせるか・・
勇気をふるって挑戦です(^^;)。
ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 開放 AE プレスト400 ケンコーR64フィルター使用
ボディは何にしようか迷ったのですが、レンズを買ったときに水準器もセットで付いてきたので
ダブルシュー仕様のツァイスイコンSWを久々に持ち出しました。
12mmという超広角の焦点距離ですから絶対に画面に空が入りまくると踏んで、R64フィルターをかけてみました。
露出倍数がまったくわからないので、AE撮影のできるSWの面目躍如です。
当日の空は真っ白で、雲だらけだったのですがなかなかにフィルターが効果を発揮しております(^^)。
ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400 ケンコーR64フィルター使用
少しく日がさしてきたのでF8まで絞れました。ちょっとは周辺光量落ちが低減されたかな?
一生懸命に水準器で水平をとったつもりだったのですが・・ぜんっぜんダメですね(^^;)。
ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400
空を入れないのでフィルターを外して普通の撮影にも挑戦です。すごい周辺光量落ちです。
カラーだったらもう少しドラマチックかな?
ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400
いつもの団地猫もこのサイズが精いっぱいです(^^;)。画面のどこにも水平なところがないという
えらい構図になってしまいました。
ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 開放 AE プレスト400
12mmという超ワイドレンズなので普通の撮影ならブレブレになってしまうであろう夜景の手持ち撮影でも
ご覧のとおりまったく手振れがわかりません。シャッターを切ったときの感じでは1/15秒くらいの感覚だったのですが。
いろいろと苦労しましたが、思っていた以上に楽しめました。「普通のレンズ」ではありませんからトイカメラ的に遊びながらで
撮影すればよいのですね。でもトイカメなんて言うとコシナに失礼でしょうか(^^)?