ズイコー35mmF2.8
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先日C ビオゴン35mmF2.8で撮影してみたところ、「おぉ!わ、私にも35mmレンズが使えたっ!」
と思わず打ち震えてしまいました。私はマスターレンズが40mmなものですから、わずかに5mmだけ広角な
35mmレンズはあえて避けていた経緯があるのです。
それに「準標準レンズ」ともいえる画角ですから写真の上手い・ヘタがかえって素直にでて私のどんくささ
が強調されてしまうのでは?という脅迫観念も大きいですし・・・(^^;)。
ところが最近オークションで「セットでお買い得!」で販売されているレンズが多く、バラで購入するより
ずいぶんと割安な値付けがされています。元値が安いので送料が一回分で済むのもポイントが高いですしね。
せっかくだから・・とまとめてポチっとしてしまったうちの一本であるのです。
さっそくボディに装着してみますと、非常に小顔美人です。「OMレンズは暗いほうが高性能」
伝説の伝道者に間違いないようですねっ!
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OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 プレスト400
ファインダーをのぞいてみて驚いたのはピントのキレがバツグンなことです。私の老眼・近眼・乱視で
もスクリーンではくっきりぱっちりです。これだけシャープな結像をするのはOMレンズの中でも50mmF2マクロか
100mmF2くらいではないでしょうか?
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OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/60 開放 プレスト400
会議で大阪まで出た帰りに北新地に寄ってみました。もちろん飲みに行ったわけではなくビルの中古カメラ屋さん
チェックのついででございます(^^)ゞ。開放での撮影ですがシャープですね。
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OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F5.6 プレスト400
モノクロなので黒い被写体を・・・というわけで公園のSL C-11でございます。
たこ焼きタイプではなくスポークの動輪がかっちょ良いです。
な、なんとズイコーなのにへちゃつぶれておりません!これはへちゃつぶれが当然のようなズイコーのうちでも
異端児的な才能で嬉しい誤算でございます(^^)。
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OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/60 開放 プレスト400
平凡なスペックゆえあまり話題にならないレンズですが、だまってきちんと仕事をするいい人みたいなレンズです。
小ぶりなOMボディとのマッチンングも素晴らしいですし、コストパフォーマンスも高くて
持っててうれしい使ってうれしいOMレンズの最右翼ではないでしょうか(^^)?
この玉はガチガチガッチンコと思っていたら,意外や意外にしっとり玉なんですね.
オールブラックマルチコートの最終型だから,ということは影響あるかしら.
35はシフトが手元にあるので,この2.8とf2ともに手を出さずに来ました.
ズイコーシフトは他社よりコンパクトなのでほとんどノーマルレンズのような使い方もできて,ダイレクト測光AEなら絞り忘れても救ってくれます.
でもこのf2.8は玄人好みというか,とてもストイックな魅力がありますね.
明快な描写の高性能レンズとは聞いていましたが,総合的にZMに伍する域に達しているとは,流石です.
暗玉愛好家としては,この35/2.8も魅力的ですが,28もf2.8を持っていながらf3.5も試してみたくなりますね.
コメントありがとうございます。
35mmシフトをお使いとはさすがでございます。
F2.8も「設計に無理をしない」というのがいかに高性能を保証してくれるかということでしょうか(^^)?
またOM1など初期OMボディの装着しますと似合うことといったらありません。OMズイコーは「スタイルで選ぶ遊び」が楽しくてますます深みにはまってしまいそうです(^^;)。
一つ質問です
よく書かれている、へちゃつぶれ感とはどんな感じなんですか?笑
初めまして。コメントありがとうございます。
「へちゃつぶれ感」とは単色の被写体を撮影したときに微妙なコントラストが描写されずに立体感なく「ペタン」とした表現にされてしまうことを指します(^^;)。
わかりやすいのは真っ黒なSLですとか女性の髪の毛ですね。あと車のボディなんかでプレスラインが省略されているような描写と思っていただければ。
このズイコー35mmF2.8は地味ながら素晴らしい写りです。わがマスターレンズの40mmF2が典型的な「へちゃつぶれレンズ」なんです。もっともフィルムや最近ならPCのディスプレイとの相性もおおいに影響しているんですけれども(^^)ゞ。
最初黒潰れのことかなと思ったのですが、少し違うようですね。
今度自分の顔面を写してみます。
もともとへちゃつぶれてますが(笑)