ローライゾナー 85mmF2.8
私はゾナータイプのレンズのホロホロした光の丸めた描写が大好きです。
そしてローライの一生懸命やっているのになんかずれてる・・という不器用さも
人をほっとさせてくれる感もうれしくて、ついつい集めてしまいます。
ローライ&ゾナーのダブルで嬉しいローライゾナー 85mmF2.8です。
ローライの35mm用レンズといえば普通はQBMマウントなのですが、これは珍しくM42マウントです。
幸いにもM42ブームもすっかり落ち着いてくれたせいか、予想以上に安く手にいれることができました(^^)。
レンズのつくりは残念ながらふにゃふにゃで圧倒的にペンタックスのタクマーが良いですね。
レンズに銀冠の細工をする余裕があるのならもう少し鏡胴をかっしり作ってくれたらと思うところしきりです。
レンズ側に絞り込みスイッチがありませんのでベッサフレックスで使用です。
ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50
ちょうど近所の藤の花が満開でした。ほっこりと光りを丸めてくれて素晴らしいですね。
実は満開の藤の花の蜜を求めてクマンバチがブンブン飛び回っていて、ハラハラしながらの
撮影でした(^^;)。
ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/60 F4 ベルビア50
通りがかりの自動車屋さんに展示されていたピカピカのミゼットです。オート3輪としては最高のデザインですね。
丸ライトとノーズのバランスが完璧すぎです。グリーンの塗装とあいまって「ケロケロ」と鳴き出しそうですね。
荷台が長いので最終型のMP-5でしょうか。といっても40年以上前のクルマなのですが(^^)。
ゾナーはこういった金属ものを撮影するとつやつやとした描写がいっそうきわだちますね。
ベッサフレックスTM ローライゾナー 85mmF2.8 1/125 開放 ベルビア50
お次は開放での描写テストです。ここでも猫の瞳のビー玉のような光沢がすごいです。
光モノはゾナーにかぎりますねえ。ちょっと猫の目じからがありすぎて恐い気もしますが(^^)ゞ。
私は100mmフェチなのであまり85mmは使わないのですけど、今回ばかりは慣れない焦点距離でも
充分堪能することができました。さすがはローライです。でもやっぱりボディもローライで撮影したいですね。
QBM→M42マウントアダプターも探さねばです。
以前HFT前のモノコートバージョンを借用したときは何となく色が薄いような気がしたのだけど,藤や猫様など見事です。
実はHFTの85はM42の方が良く市場に出ていて,特にラバーリングのはQBMが大変珍しいように思います。
3ピンラバー巻きQBMは滅茶苦茶珍しく,私は持っていません.多分1.4の方が見付けやすいくらい.でもラバー巻きM42は「珍品」とか書かれているのに結構見ます.
その頃は中級レンズはローライナーに軸足が移っていたのでしょうか.
といってセコールローライナーの85/2.8もほどほどに珍しいのですけど.
というわけで私はHFT85/2.8の描写を知りません.
ヤシコンより1枚少なくスッキリ系と聞き及びますが,どうしてどうして良い感じの色ですね.
M42アダプタでAEしようとすると絞り込みボタンを押し込み固定する必要があるのですが,折角の自動絞り連動アダプタ機能を殺してしまうので残念です.SL35の絞り込み測光にはぴったりなので,如何でしょうか...あ,ベッサフレックス,今となっては超珍品なのではありませんか?
コメントありがとうございます。85mmという焦点距離があまり得意でないために稼働率は低いのですがなかなかに良く写る使いやすいレンズです。もっともこのクラスの中望遠レンズは全部良いといっても過言ではないでしょうけど(^^)。
ベッサフレックスはコシナの兄弟機と違って明るいファインダーが装備されていてうれしいです。フィーリングは他と同じで「ベヨョン」としてますけどね。
M42マウントのマシンではやはりペンタックスSPが最良のつくりかと。見えないところですがフィルムのガイドレールが長くてピントが良い気がします。最近「ボディのピントの良さ」も気になってきています。ボディのピント精度はニコンのヒトケタ機はやはりすごいと感じています。