今年は1月31日、丁度一日空いたので
大炉を開けて灰を入れ2月最初のお稽古から
準備万端大炉のお稽古ができました
2月に入り、節分・立春・初午と季節は過ぎて行きます
その合間を縫って味噌の仕込みの時期でもあり
一週目は忙しくあっという間に
大炉は裏千家十一代玄々斎により創案され
八畳の茶室『咄々斎』の暖をとる為に
次の間の六畳の間に切ったのがはじめだそうです
床のない六畳に逆勝手に切られた一尺八寸の炉は大きく
炉縁も木地が基本、炉壇は鼠色が約束(本家は淡路の土)
詫びた趣のあるお点前で酷寒の二月頃に用いられる
確かに一尺八寸の大きな炉なので一尺四寸の
通常のものに比べて炭も良く熾り暖かい
否応なしに逆勝手のお稽古ができ
大炉に似合うのは広口釜で大蓋のお稽古もできる
ややっこしく、ちょっとめんどくさい大炉のお稽古ですが
いつもの本勝手お稽古のバージョンアップにも繋がります
二月のお軸は『鬼ハ外、福ハ内』
御菓子「升上庸」 「雪餅」 「福豆・金平糖」
花 『有楽椿、鶯神楽』
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