夏至から数えて11日目が『半夏生』
半夏(からすびじゃく・烏柄杓 )が生える頃である
からすびしゃくって?
私が思っていた半夏生とは違っており
葉は白くならないし、花も目立たないが
薬草として古い時代に中国から持ち込まれたもの
四季の山野草より
夏至の後に開花する習性より田植えを済ませる
目安にもなっていた半夏に相応しい草として
平安時代に『半夏』と称されていたのは
『からすびしゃく』の方だったのですが
いつのまにかドクダミ科の『かたしろぐさ』が
同じ時期に開花し見栄えがよく葉が白くなったところが
半分化粧をしているように見える事から
『半夏生』としての地位にとって変わったよう
木槿が咲きだす前に白く化粧をしてくれるので
お花を入れるのに大変重宝いたします
この季節には釣瓶の水指に注連を張り「名水点」が
季節を問わずできるお点前ですが
やはりこの季節になると思い出す
お水が美味しい季節になります
濃茶だけのお点前ですが
注連を外して釣瓶の水指とすれば薄茶もでき
この時期は洗い茶巾、葉蓋のお点前もいいですね
花入れは「宗全籠」
水引、宗旦むくげ、藪茗荷、撫子、シモツケ草
茶碗は薄茶であれば
馬たらいやガラス、露草、朝顔、ホタル
など涼しげな茶碗にて
主菓子は七夕飾り金団で
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