気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

軸は「弄花香満衣」、浮島の菓子の銘は

2019-04-24 09:51:55 | お稽古
暖かな雨の朝、「穀雨」に入り「葭始生(あしはじめてしょうず)」候
水辺の葭が芽吹き始める頃ですが、色々な植物も芽吹いております。
昨日までポカポカ陽気、いえ奈良では土曜日から四日も夏日で、
お稽古日に玄関口に撒いた水も、一時間ほどで乾くほど
  

昨日の軸は『弄花香満衣
         花を弄(ろう)すれば香衣(かえ)に満つ)
もと唐の詩人・干良史(うりょうし:生没不祥)の「春山夜月」と
題する詩の中の句で、前句に掬水月在手(水をきくすれば月手にあり)
掬水月在手 弄花香満衣
充実茶掛けの禅語辞典によれば
”水を両手ですくえばその手の中に月が入り、
         野の花を手にとればその香りが衣服全体に移る”
 
虚堂智愚禅師(きどうちぐぜんじ:1185-1269)がこれを禅的に
解釈して使われたため、禅語として愛誦されているそうです。

”対立の観念を捨て去ったところに生まれる、主客一体、自他不二、
 物我一如の境地を表す。”と充実茶掛けの禅語辞典より


掬水月在手』はどちらかといえば月の綺麗な秋に掛けていましたが
干良史は、春の朧月夜に読んだ詩なのですね。

お花は『宝鐸草』『姫檜扇すいせん』


お菓子は久しぶりに挑戦した「浮島」で抹茶の緑と卵色、
黒豆絞りを散らしてみました。


どんな銘がいいですかね?
山笑う』としましたがいかがなものでしょうか?

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