気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

我が家も炉開き

2019-11-07 21:49:26 | お稽古
立冬もすぐそこに、冬がずんずとやってくる
見上げればどこまでも青くやっとやってきた秋天の空、


霜月は、ほぼ亥の月で陰陽五行では太陽の力が一番弱まる
極陰の月とされ、中でも亥の日は特に陰が強いとして
従来より火鉢や炬燵を出し
茶家では炉を開き陰陽の和合をはかるということです。

それに倣い我が家のお稽古場も
10月末には準備万端
事実最低気温も一桁になり、どんどん火が恋しくなります。
火力の弱い風炉から火力の強い炉となるのには時期到来!

『炉開き』は、茶人の正月と言われており、
宗家では炉壇を塗り替え、畳や障子などの建具も張り替え
生垣、筧なども青竹に替えられるそうですが・・・

我が家は毎年替えることはできません。
炉壇を開き綺麗にお掃除をして
夏に作ったすがすがしい湿し灰を炉壇にくべて、
五徳を置き




花は西王母と輝葉(ニシキギかも?)

玄関も綿の実を飾り

そして善哉を焚き、亥の子餅を作って、
道具を見繕い『炉開き』をいたしました。


今年の亥の子餅は、白餡と紫芋餡をベ-スに
梅ジャム、栗、胡麻を入れてみました。
まあまあの出来栄えとの手ごたえ、実は忘れたものが
シナモンを入れたらもっと、
パンチのきいた亥の子餅になったのではと・・・
来年はシナモンを忘れないように作ってみます。



愉しい一時を過ごせました。
新たな気持ちで、より一層お稽古に励みましょう。

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