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京都府宇治市にある黄檗山萬福寺へ伺った折、
総門から入った直ぐの茶店のお姉さんから、
”参拝者の方々は、ほとんど参道の真ん中を通られます。
これって、だめなんですよ。
踏み石のように見えますが、45度傾いており、龍の鱗とされております。
しおりを見てください。禅僧さまは両側の石の上を通っておられますよね。
帰りに門の前で、頭を下げていただければ ”
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調べてみますと龍の鱗ではなく、龍の背と言われています。
*黄檗山萬福寺は日本三大禅宗の一つ黄檗宗の大本山で、
通常の禅宗のお寺にある『龍』の天井画がありません。
(『龍』は水を司り火災からそのお寺を守ると言う意味と共に、
仏法を守護する神獣として聖なる動物とされています。)
萬福寺では寺院全体で龍を表す明代末期の伽藍様式をとり、
西を正面とし、左右相称に整然と配置されています。
そのため参道はその龍の背として表されており、
その背中を歩く事はタブーとされております。
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萬福寺の前に左右二対あり、萬福寺を龍の身体、この井戸を龍の目としています。
この井戸は寛文元年(1661)冬、隠元禅師が掘らしめられたもので、
『山に宗あり、水に源あり、龍に目あり、古に耀(かがや)き今に騰(あが)る』
隠元禅師 出典:【龍目井の駒札】より
御参拝のおりは、くれぐれも参道の両側の石の上を歩いてくださいね。
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