気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

MOA美術館の茶の庭で特製点心とお抹茶を

2017-11-30 15:51:11 | グルメ
霜月の晦日、二の酉の日や「老いらくの恋」の日とされ
元となった歌人の川田順さん、辻井喬『虹の岬』でも
読んでみましょうか。
ここ奈良の朝、霧に霞んでおり最低気温は10.7℃で
厚い雲に覆われた一日になりました。

先日の旅で訪れたMOA美術館、「茶の庭」で頂いた
点心とお抹茶を紹介します。
10日にMOA美術館に到着したのが午後1時、チケット売り場では
30食限定の千宗屋監修特製点心、抹茶券と入館料が含まれる
特別セット券4200円がまだ販売中で、長いエスカレーターを乗り
継ぎ、紅葉が始まった「茶の庭」へと。
元三井家別邸城山荘から移築された唐門をくぐり、
  
「花の茶屋」へ
  
中から望む庭には、縁台に毛氈と大傘が
 外からの庭
茶室がしつらえられております。
軸は「満林花(マンリンカ)」武者小路千家十三代 有隣斎宗守

さあ早く千宗屋監修特製点心を頂きましょう。
地産地消、オーガニック野菜を中心に調理した点心で、
きれいなモミジも飾られています。
   
柚子の効いたお吸い物も
 
お腹がいっぱいになり、お抹茶は特別展を鑑賞後に、
これで、奈良慈光院にあった片桐門から入る特別公開中の
茶室「樵亭」、岡山・伊木忠澄の「大爐の間」が移築され
「樵蒔絵硯箱」伝 本阿弥光悦(重文)の蓋表にある樵夫と
同様の図案にちなんで名付けられたと。
 HPより
3時までの公開時間に間に合わず、残念でした。
  

そして、お抹茶を頂きに、茶室 「一白庵」へ
江守奈比古氏設計の銅板で葺かれた数奇屋建築です。
  
内は書院づくりの大広間,7畳の広間,3畳の小間,立礼席が

しつらえの会記には
床  沢庵宗彭 墨蹟一行 『打地一聲(だちいっせい)』
 意味は禅語辞典に記載がなく、調べても・・・

花入 砧青磁 鳳凰耳  龍泉窯



脇  茶経 
   紅紫釉 三足香炉
   粉彩花卉山水文硯屏(けんびょう)景徳鎮窯


釜  霰真形(あられしんなり)長野裕 造

水指 乾山 色絵唐花文


立礼席で、抹茶を点てもらえるかも・・・もう終わりで
軸は「寿老人図」狩野尚信筆に
 寿老人図
 
茶の庭の紅葉をイメージされた「龍田川羊羹」と
自然農法の茶葉での抹茶で一服
 
相模湾と紅葉を眺め、茶道具を楽しみながらに一時、
旅に出られるのは本当に有難いことですね。

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