![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9c/3806fe5ff761f2d5f5128f1b9f9fe5ef.jpg)
神無月は、「神無し月」「神の月」や「醸成月」等で、
語源は不詳とされていますが、語源俗解として定着しているのが
”神様が集まっている出雲と、巨体の為参集していなかった諏訪は
「神在り月」で、その他は「神無し月」”という説で、
私達としてはこの説が、簡単で楽しいですね。
それでも出雲に集まっている神様ばかりが神様ではなく
それぞれの土地には留守を守る神様もいらっしゃり、
それが留守神様で、
代表的な神様が「恵比須神」(えびすしん)。
その他には「金毘羅神」(こんぴらしん)「竈神」(かまどしん)
「道祖神」(どうそじん)などがおられます。
こうした留守神様を祭るために十月に「恵比須講」(えびすこう)
を行う地方もあるようですね
そういえば奈良の民話にある「ばくちの神様」も・・・
”神様同士が博打を打つ話で、今御門町の道祖神と薬師堂町の
御霊様の博打の軍配は御霊神社に上がり、今御門以外の氏子
を得て今に至り、負けた道祖神は、今御門だけの氏子になり、
道祖神はふてくされ、蚊帳を着て寝てしまったと云う”
このお話を昨日、劇団「良弁杉」の大紙芝居で観てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/19/d6/6a5802b4547291f9b6cca132e3ce7c71_s.jpg)
今御門町の道祖神は「猿田彦神社」という小さな神社で祭神は
猿田彦命(さるたひこ)様と市寸島(いちきしま)姫命様、
九月七日は例祭で賽を祭り『蚊帳のやぶれ』と称する儀式が、
今年も行われ、旧暦でいけば神無月の祭事になりますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/9d/31da5207a89f2a7307d0a81106a8ac72_s.jpg)
そんな神無月は、なんとなく気忙しいのです。何故なら、
毎日掃いても家の前もすぐに落ち葉がいっぱいになりますし、
簀戸と障子の入れ替えも・・・なんとか先月の30日に済ませ、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/b8/b65169b513dc83cfd40ab3e664375cc7.jpg)
さらに「中置」の準備も、
なにやかにかで、神無月最初のお稽古は大板でということに。
紫式部、ホトトギス、木槿を備前の花入れに入れ、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/19/86/c4a678213bd78f75dd3acfc323a05c5d_s.jpg)
今朝は、お一人なので炭はせずにさせていただくと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/08/4a/26390e7f7c9c9164f7f095682df7b455_s.jpg)
二季鳥の香合(認得斎好み)を床に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/ac/5d290a26ab0224c0183c4d6dedcbaaf4_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/d3/7fdd379dbd3f8c51d0fa4e18e0c3b1a9_s.jpg)
菓子は、お手製『栗きんとん』に
高山「武藤杏花園」さんの『雀』と『こがらす』の麦落雁、
さあ準備は、整いました。
いつでもいらっしゃってくださいませ。