栃木県の足利市立美術館で開催されている「怪獣と美術」展へ行ってきました。
「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」でデザインを担当した成田亨(なりた とおる)の作品をメインに展示しています。
私はリアルタイムで「ウルトラマン」を見た世代ではありませんが、子供のときに再放送で何度か見たことがあります。バルタン星人、レッドキング、ダダ(子供ながらに怖かった)など、愛嬌があり、怖くもあった怪獣・宇宙人は、この成田氏の手によって生み出されました。もちろん、主人公ウルトラマン、ウルトラセブンも。
デザイン稿を個々に見ていくと、よくこれだけのデザインが出来たものだと驚かされるのですが、同時に展示されている成田氏の彫刻(成田氏は学生時代、彫刻を学んでいます。)を見ていくと、テーマが難解で捉えにくいものがあります。
怪獣デザインと難解なテーマの彫刻。どうも線が結びにくい。
私は子供向け番組の怪獣デザインという視点でデザイン稿を見ていましたが、もしかしたら、成田氏の発想はもっと芸術的に高いところにあったのかもしれません。怪獣は成田氏にとって、四次元世界の表現や社会問題を主張する大切な場だったのかも…。成田氏は、ウルトラマンはコスモス(秩序)であり、怪獣たちはロゴス(混沌)であることを意識していたとか。正直、ウルトラマンにそこまで哲学的な要素が加わっているとは思いも寄りませんでした。
そんなことを踏まえたうえで、大人になってからウルトラマンを見ると、また違った見方ができるのでしょうか?
「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」でデザインを担当した成田亨(なりた とおる)の作品をメインに展示しています。
私はリアルタイムで「ウルトラマン」を見た世代ではありませんが、子供のときに再放送で何度か見たことがあります。バルタン星人、レッドキング、ダダ(子供ながらに怖かった)など、愛嬌があり、怖くもあった怪獣・宇宙人は、この成田氏の手によって生み出されました。もちろん、主人公ウルトラマン、ウルトラセブンも。
デザイン稿を個々に見ていくと、よくこれだけのデザインが出来たものだと驚かされるのですが、同時に展示されている成田氏の彫刻(成田氏は学生時代、彫刻を学んでいます。)を見ていくと、テーマが難解で捉えにくいものがあります。
怪獣デザインと難解なテーマの彫刻。どうも線が結びにくい。
私は子供向け番組の怪獣デザインという視点でデザイン稿を見ていましたが、もしかしたら、成田氏の発想はもっと芸術的に高いところにあったのかもしれません。怪獣は成田氏にとって、四次元世界の表現や社会問題を主張する大切な場だったのかも…。成田氏は、ウルトラマンはコスモス(秩序)であり、怪獣たちはロゴス(混沌)であることを意識していたとか。正直、ウルトラマンにそこまで哲学的な要素が加わっているとは思いも寄りませんでした。
そんなことを踏まえたうえで、大人になってからウルトラマンを見ると、また違った見方ができるのでしょうか?