学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

帰省の途中に長編小説

2007-12-28 20:10:33 | その他
今年の仕事は昨日で終わり、今日はお休みをいただきました。

朝から帰省の準備。
電車で読むための本を持っていこうと読み応えのある本を探しましたが、自宅の本棚にはあまりなく。≪カラマーゾフの兄弟≫、≪ジャン・クリストフ≫などの長編は全く読む気がせず、駅前で何か探そうと、とりあえず村上春樹さんの≪短編小説案内≫をたずさえて、出陣です。

駅前の本屋でぶらりとして、悩んだ末に購入したものはジェイムズ・ジョイスの≪若き芸術家の肖像≫。閉塞感を脱するというテーマらしく、今の自分にはいいかな、と思って買ってみました。さっそく電車の中で読んでみましたが、これは…だめだ(苦笑)まだ第一章の途中ですから、総合的な評価は出せませんが、なかなかつかみが悪くて。でも、考えてみると、長編小説ではじめからつかみのいいものはほとんどないですよね。読み進めていくと、徐々に味わいが出てくるものが多いような気がします。

無事、帰省いたしました。明日は山形県へ行く予定です。雪が降らないといいんですけれどね。