学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

上京

2008-08-05 21:41:06 | その他
曇りのち雨。今は雨がしとしとと降っています。

昨日は久しぶりに東京へ行ってきました。東京は暑いですね…。熱気、空気による問題だけではなくて、人が多いというのは、気分としても暑くてしょうがないものです…。

神田の古書店へ行って萩原朔太郎『日本への回帰』(昭和13)を買ってきました。萩原の評論集ですね。早速読んで見ますと、書いてある内容云々の前に、本の持つ威厳に背筋が伸びる調子。昔の本を開くと、気持ちが引き締まります。どうしてなんでしょう?これからまた続きを読んで見ます。

午後はギャラリーへ。お知り合いの方が個展をされることになったので、ご案内をいただいたのです。ギャラリーは涼しい…生き返るようでした。前に美術館で個展を開催していただいたことのある作家さんなのですが、今まで見られなかった淡い水色や紫を多用しており、おや、と驚かされた次第。心境の変化が何かあったのでしょうか。記憶をテーマに描かれている方なので、私も自由に絵を考えながら見ることが出来ました。

結局…今日の日記ではなく、昨日の出来事を書いたかたちになりましたが、それもご愛嬌ということで。