学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

不安を流して

2016-06-05 09:19:09 | その他
仕事中に不安神経症のような症状が出てから、早3年。不安神経症のような、と書いたのは、実際に医者からそう診断されたわけではなくて、私が個人的に調べた結果、そんな症状に似ているなあと考えているだけの話です。

3年の間に内科だの心療内科だの人間ドックで体を見てもらっても、どこも異常なしの健康体。それはそれで嬉しいのだけれど、未だに時折やってくる猛烈な不安感は如何ともし難い。このまま自分が倒れてしまうのではないか、死んでしまうのではないかという感情が頭のなかを巡ってきて非常に苦しくなります。

症状が出始めた頃の私は、美術館で仕事をしていて、まあ、やたらと仕事の多い年で、毎日プレッシャーがかかっているような状態でした。それまで不安を感じることはあっても、その仕事が終わってしまえば、ス~と体が軽くなって酒を飲みに行くほどの余裕があったものですが、その年はス~と感じる間もなく次の仕事が入ってきて、まあそれが原因で心身のバランスを崩してしまったのかもしれません。

この不安な症状で一番ガックリきたのは、それまであった生きる自信みたいなものが一気に崩れ落ちたこと。一人でどこへでも遊びに行けて、いつまでも酒を飲めて、仕事をバリバリこなす。それが出来ない、というか不安で怖くなってしまったことが辛かったです。

3年間、この症状と付き合ってきて思うのは、まあ辛いことは辛いんだけれど、死にはしないんだし、そんな感情はほっておいて自分のやるべきことをしっかりやろうと割り切れたことでしょうか。現在は平日の仕事中に症状が出ることはほとんどなくて、むしろ土日の休日の方が症状が出やすい。理由はわからないのだけれど、何かに集中してると症状が出ないのでしょうか?かえって、気が緩んだりするとそのスキをついて不安がやってくるのかもしれませんね。

さて、今日は日曜日。果たして不安はやってくるのでしょうか(笑)今日も精一杯、一日を過ごしたいと思います!