漫画家の鳥山明さんが亡くなられたとのニュースがありました。私の少年時代がまたひとつ遠くなった気がします。
子供の頃、私も含めて、みんながドラゴンボールファンでした。グッズやカードダスを集めるのはもちろん、自由帳に悟空の絵を真似して書いたり、放課後にかめはめ波を撃つ練習をしたり、強者になると週間少年ジャンプの原作に色を塗り、カラーで漫画を楽しむ人もいました。
私はアニメから入り、その後、原作へ。夏休みに祖父母にねだってコミックを買ってもらったことをついこの間のように思い出します。漫画は子供が読むもの、といっていた父ですら、ドラゴンボールだけは読んで楽しんでいたのでした。ドラゴンクエストのキャラクターデザインの仕事も忘れられません。
先日、このブログで1989年には未来への希望があった、と書きました。今にして思えば、私たち、当時の子供にとってはドラゴンボールやドラゴンクエスト、ドラえもんなどの数々の冒険譚があって、それらを読んだり、プレイすることで、大人たちからたくさんの夢や希望をもらってきました。
私たちに生きることの楽しさを教えてくれた鳥山明先生に心から感謝申し上げるとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。