学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

乱読の果てに

2008-03-29 21:51:19 | 読書感想
今日は、とある本を読みました。それによれば、自宅の本棚を眺めてみると、自身の内面が見えてくるのだそうです。そんなことあるものかと、ためしに自分の本棚を眺めてみましたけれども、やはり内面は見えませんでした(苦笑)。

ただ、ここ数年、本を手当たり次第に読んできましたが、何となく自分の好きなジャンルがわかってきたような気はします。夏目漱石、芥川龍之介、モーパッサン、ホフマンを始めとするドイツ・ロマン派の作家、フランツ・カフカ、初期のチェーホフ、O.ヘンリーあたりがとても好きです。これらに共通することは…海外の作家については短編小説、漱石は内容もさることながらやや落語調のリズム、芥川は、もう散々書いているのでいいですよね(笑)

私にはもうランボーもボードレールもドストエフスキーも必要ないようです。乱読はやめて、自分の好きな作家をじっくりと読む時期に入ったのかな、と思いました。乱読の果てに…、ちょっと寂しい気もするけれど、今年度は一冊の本をぼろぼろになるまで読みつくしたい!そんな目標?を立ててみたいと思います。


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