学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

風邪

2008-10-07 20:13:45 | 仕事
不覚にも風邪をひいてしまいました。情けない限りです…。私は…いささか変わった性分でして、鏡で目を見ると、その日の体調がわかるのです。いつもは二重一重の私。具合が悪いと、二重二重になるのです。寝不足から来るのでしょうか。

午前中は顔がぽかぽかして気持ち悪く、ときどき目をつぶりながら、パソコンに向かう私。他の人は、私が何か深い考え事をしていると思ったらしく。実際にはそうではなかったのです(笑)

お昼を食べて、少し良くなり、午後は動けるようにはなりましたが本調子とは程遠く。これから大事をとって寝ます。皆様も風邪にはご注意されますように…。

ライフスタイル

2008-10-06 14:16:40 | その他
季刊『考える人』(新潮社)は、「パリとその周辺」として、フランスのライフスタイルや社会動向などを紹介しています。

私はこの雑誌が好きで、というのも、ちょうど私が好きな北欧のライフスタイルや海外文学などを取り上げてくれるので、毎回楽しみにしているのです。今回はフランス、知っているようで知らなかったライフスタイル。本の内容については具体的には書けないのですが、北欧にしろ、フランスにしろ、ライフスタイルを知ることはその国のことがわかるようで面白いですし、憧れのようなものも抱きます。

さて、では日本のライフスタイルとは?これほど回答にこまることはないような気がします。実際に私が聞かれたら、答えようがありません。海外のライフスタイルを知れば知るほど、楽しくもあり、また、日本は果たしてどうなんだろうかな、と考え込んでしまいます。日本のライフスタイルを探して、今日も少し考えてみましょうか…。


怖い夢

2008-10-05 21:15:44 | その他
今日のお昼休み、事務室で「夢」の話になりました。「夢」と言えば…ろくでもない夢をいつも見る私。先日見た「夢」の話をしたところ、みんなから小説にして発表してみれば、と笑われました。今日はその「夢」の話。

私は刑事で、なぜか学校の教室にいます。周りには5人ほどの仲間(5人とも見知らぬ人です)、そして私の足元には麻薬。学校で麻薬だなんてとんだことになったものだと、仲間たちと話し合いをしています。私がふと窓から外の校庭を見下ろすと、怪しげな男たちが数人学校へ向かってくるのが見えました。私はすぐに直感で麻薬を取り戻しに来た!と判断。仲間たちに教えます。

怪しげな男たちはすぐさま私たちの居る教室へやってきます。私たちは彼らが教室に入ってこないように、ドアをしっかりと押さえます。しばらくドンドンとドアをたたいていた男たちでしたが、突然しいんとなりました。おさまったかと思いきや、男たちの一人が「お前らの仲間に1人裏切り者がいるんだ」とドア越しに言います。裏切り者?刑事なのに?私はドアをしっかりと押さえながら、教室のなかに目をやると、独りだけドアを押さえていない刑事が!気がつくと、私たちに拳銃を向けて、発砲しだしたのです。撃たれて倒れてしまう私たち。ドアの押さえがなくなり、怪しげな男たちはどやどやと教室に入ってきてしまいました。

私は撃たれたものの、たいした痛みもなく、死んだふりをしていれば、この怪しげな男たちもそのうち居なくなるだろうとふんでいました。ところが、この男たちは先に裏切りの発砲で倒れた刑事仲間1人1人に向けて、拳銃を撃って止めを差しにくるのです。耳を劈くような発砲音。これはすさまじい恐怖でした…。いよいよ私の番になり、私もこめかみの辺りを撃たれました。(ここから少し気持ち悪いですが)生温かい血がだらりと流れてくるのがわかって、私は死ぬんだな、と。

しかし、夢ですので、結局死ねない私。死ねないなら、いっそ怪しげなる男たちに一矢報いてやろうと、血だらけの状態で男たちに素手で立ち向かいます。

そうして…気がつくと、私は山形の祖父母の庭に居るのです。目の前に鳥居、その奥にとても大きな木があります。私がぼんやり木を眺めていると、いつの間にか私の隣に見知らぬおばあさんがいました。おばあさんは私に「ずっと前、ここで刑事と悪い人たちの銃撃戦があって、一人死んだんだよ」と私に言うのです。「そうでしたか。」と言う私。そこで目が覚めました。

まったく変な夢です。どんな意味があるのかはわかりませんが、少しは幸せになる夢も見たいものです。

予算編成時期

2008-10-04 21:59:09 | 仕事
いよいよ10月に入り、当館でも来年度予算編成期にかかってきました。これから書類作りに取り掛かります。

現実的な問題として、美術館事業を進めていくには予算がなくては企画展はおろか教育普及も作品購入もできないことになります。美術館によっては作品購入費を全てカットされてしまったところもあるとか。どの自治体も予算は厳しく、そのなかで当館も例外ではなく予算は毎年減額になっています。少なくなる予算でいかにして効果を上げるか、が近年当館の課題です。

明日はほぼ予算編成にかかりきりになりそうです。請求した分だけ、予算がついてくれるとうれしいのだけれど…そんな淡い期待を抱いて、今日は眠ります。


お茶がおいしい季節になりました

2008-10-03 21:34:04 | その他
朝晩と少々寒くなってきました。お茶が美味しい季節になりましたね。

私は陶芸にも興味があるので、山形県の平清水焼、茨城県の笠間焼、栃木県の益子焼などの湯飲みを買ってきて、その日その日の気分でお茶と器を楽しんでいます。それらのなかでも思い出の器が、備前焼の湯飲みです。一昨年(ついこないだと思ったのに!)に倉敷へ旅行に行ったときに買って来た器です。旅の思い出も蘇り、なんだかとても良いのです。

器にも季節を感じて、秋を楽しみたいですね!

「エモーショナル・ドローイング」展

2008-10-02 20:53:40 | 展覧会感想
素晴らしき秋晴れに誘われて、東京へ行ってきました。

東京都国立近代美術館の「エモーショナル・ドローイング」展を観てきました。ドローイングによって、己の感情を「生々しく引き出そうと」試みた作品が展示されています。ドローイング、といっても、その表現は様々。アニメーションやインスタレーション、はては小さな家を展示室内に作ってしまったり…。とても面白いものでした。独りで観るのはもったいないくらいです。友達とわいわい感想を述べながら観て行くと、もっと楽しく観られそうです。

私は辻直之さんのアニメーション《エンゼル》が楽しめました。映像の人物が動くたびにドローイングの微妙な曲線が余韻として残ります。まったく先の読めない話の展開、一体最後はどうなるのだろうか、ラストシーンも全く想像がつかない展開。見終わった後には映像が頭の中から離れない不思議な印象も。

とても面白い展覧会ですので、私のオススメです。