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1 中学1年学級経営案・試す価値 |
中学1年の最初の5日間を終えた時、
以下記す経営案の90%以上をやり遂げていれば、
一年間クラスが大きく崩れることはまずないだろう。
70%の年はそれなりに苦労するだろう。
「いったい何%達成だと、どう判断するのか?」
それは、何年かやってみるしかない。自分でわかるようになる。
または、同じ学年に何%達成か判断してくれる人がいるかどうかだ。
ぼくは、習って試してこの経営案を作るまで18年かかった。
作り上げた年に、偶然新採用の教師と隣のクラスになった。
二週間準備し、五日間夜の職員室で反省会をして、最後の夜に、
「これで一年間大丈夫だよ。」
と言って握手した。
その瞬間は少しジーンとする。
クラスの一年間はその通りになった。
新採用1年目の彼はこの経営案を3年後、自分で作れるようになった。
そして、異動した先の中学校で若い先生に伝えた。
伝えた相手も見違えてうまくいくようになったらしい。
4年後に、二人目の新採用に同じように伝えた。
「これで一年間大丈夫だよ。」
と言って握手した。
やっぱりその瞬間はジーンとする。やはりクラスはその通りになった。
二人に共通したのは最初
「そのままそっくり模倣したこと」
だ。二人とも、ぼくよりはるかにキャパシティーの高い優れた人物だ。
だが、プロになるなら、最初は習うのが当然だ。
ぼくが、もし新採用の22年前これと同じ経営案をもらい、
毎日チェックしてもらっていれば、
クラスが「あんな状態に」なることはなかっただろう。
いろんな意味で、違う人生があったかもしれない。
<はじめに>で述べるとおり、
「すべて、教員の知識の獲得と技術の向上は
すぐれたものの模倣から始まるべきであって、
自己流は専門職のすべきことではない。」
のである。
優れた二人以上の若い人で「実験済み」の経営案である。
試す価値があるかもしれない。
1試す価値
2四月五日から一週間の仕事
3学級経営成功の軸
4春休みの準備
5中学1年経営案
6中学校班の組織と役割
7班内仕事分担一覧表
8班の組織と役割
9年間通して行うこと
10年間班組織計画表
11最初の一週間計画
12第1日目
13第2日目
14第3日目
15第4日目
16第5日目
17そうじ点検表と使い方(画像あり)