円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

模擬授業挑戦1 力強く握手

2008-07-11 19:26:58 | 模擬授業中学H先生
">全ページ目次
模擬授業挑戦1 力強く握手
捨しゃ~っ164号07年1月22日・月 H先生模擬授業挑戦①
070120(土)・PM6:30~9:00

Hさん他2人を連れ、4人でTOSSサークルに参加。
**は、確認ミスで模擬授業できず。

Hさんが、模擬授業に初挑戦した。
まずは、Hさんの授業について、ML上で感想を頂いた。
了承を得たわけではないので、要約して紹介する。

△先生:
「H先生の授業楽しかった。」


**:模擬授業&TOSS初参加の、1000円札・H先生が、
「来てよかった。やってよかった。たのしかった。やみつきになる。」

と感激していました。
皆さんでH先生を励ましていただいて、ありがとうございました。
代わってお礼申し上げます。

□先生:
「H先生、大変楽しい授業だった。若く、経験年数も短く、さらに驚いた。
刺激をもらった。**先生と共に、H先生が育っていると思う。
素敵な学校だ。自分も学校内で授業サークルを作りたい。
これからも一緒に学びたい。」


**:□先生へ。書いてくださったことを、H先生に明日伝えます。
とても、とても、喜ぶと思います。
僕は昨日、自分の確認ミスで、練習しといた模擬授業をし損なってしまいました。
歯ぎしりする思いでしたが、
皆さんがHさんの初模擬授業に意見をいっぱい言って下さって、
今日はHさんを連れてきただけで、仕事はしたのだと思えました。

また、一緒に見学に行った友人のA先生から「TOSSサークル初参加」の感想をもらった。
これはそのまま引用させていただく。

「Aです。昨日は(サークルへの)紹介ありがとうございました。
なんて、改めて言ってみました。それくらい、昨日はうれしかった。
こんなに勉強している人がいる、という感動だね。
その中でおれも勉強できるという感動。
やってみたい、という気持ちがフツフツと湧いてきた。
興奮して、遅く寝て早く起きてしまった。」


先ほど知ったが、サークルが終わり、ビルを出る前、
A先生がHさんに力強く握手してくれたそうだ。

知らなかったが、ぼくも駅でHさんと別れるとき、力強く握手した。
模擬授業直後、みんなHさんをたくさんほめてくれた。
月に何十冊と本を読み、授業の勉強にたくさんの自腹を切り、
年に何十回も人前で授業を見せる教師の集まりだ。
そこで、あんなにいいことを言ってもらえるとは思いもしなかった。
我が事のようにうれしかった。
興奮してなかなか寝付けなかった。

では、メモをまとめる。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
前の晩、先月と同じく、持ち物をまとめる。
夜はゆっくり眠る。

今日は二回目だし、友達が一緒だ。
先月の百倍楽チンだ。

土曜の午後模擬授業の練習を始める。
あっという間に2時間たち、5時になってあわてて家を出る。

□□で待ち合わせ。
PM6:15開始予定だったが、代表のS先生多忙のため、6:30スタート。
まず、レポートなどの読みあわせとか、提案とかが始まる。
先月とはちょっと違う。

模擬授業はいつ始まるかな~。
ぼくが借りるPCとプロジェクターはどこかな~。
ないな~。ない。
どこを見てもない。

…申し込むべきだったのだ。これも勉強だ。模擬授業をあきらめる。

一人目が始まる。
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模擬授業挑戦2 授業者は10人

2008-07-11 19:26:56 | 模擬授業中学H先生
わかる目次
模擬授業挑戦2 授業者は10人
捨しゃ~っ165号07年1月22日・月 H先生模擬授業挑戦②
070120(土)・PM6:30~9:00

今回の模擬授業者は10人。
教科とかかった時間は次のとおり。
時間は、準備・授業・評価・感想メモ・感想発表含む。

順  人・教科     時間・メモ
1  M先生・国   10分。詩。
2  S先生・国   10分。ジャンケン勝上がり。
3  Y先生・国   12分。漢詩。
4  H先生・理   15分。千円札反射。
5  S先生・国   13分。随想。
6  U先生・英   13分。英語一文。
7  G先生・数   9分。図形。
8  N先生・社   12分。休日と法律。
9  O先生・英   10分。3月4月など月呼称。
10  O先生・国   10分。短歌。

平均=11.4分間

評価、指導はサークル代表S先生。

●1番。国語●
・10数秒後「ストップ。」
「今の始まりでは、中学の教室では通用しないでしょう。やり直し。」
・また、すぐ「ストップ。」
「誰か代わりに。自信のない方から。」
・二人目に、ぼくは手をあげた。
ひらがなの短い詩の読ませ方指導だ。
S先生は始まりの弱さを指摘したので、うんと強く入る。

「紙持って。腰伸ばして。顔上げて。ついて読みます。ナニナニナニナニ。」
「ナニナニナニナニ」
「10点。ナニナニナニナニ。」
「ナニ…」
「(迷って)90点。先生と同じ速さで読みなさい。・・・」

・半分まででぼくが読み損なって
「勘弁してください」

と席に着く。
ズタボロ。
でも、模擬授業できなかったからつい立ち上がっちゃった。
いいのだ。
先週、0氏から
「対応力を身につけるには、人前でなるべく多く恥をかかねばならぬ。」

と聞いたばかりなのだから。

・MLで、N先生がフォローしてくれた。
社会の先生だ。
「代わりに立った中で、**が一番迫力があった。
空間支配、全員を巻き込む気迫。勉強になった。」


・ありがたいことである。返事を出した。
「立ち上がった時は、模擬授業しなかった勢いが残ってて、
無様なことになりました。
全員を見ながら読ませようとしたら、
N先生が、紙を見ないで顔を上げてニコニコしていたので、
ついその視線ばかり見てしまって、全体を見られませんでした。
とてもN先生の授業にかないません。
昨日、はっきり分かりました。」


・4人が代案を行なう。 
「M先生、もう一度。」
・先月も書いたが、これを毎月やって、うまくならないわけがない。
「わかったこと、気付いたこと、思ったことをポストイットに書いてください」
「発表してください。では、自信のない方から。」
  前回、これはなかったぞ。
・次々立って、指名なし発表。
・終わっても(では、拍手~)とか絶対しない。これがいい。

●2番。国●
・二人向かい合い、二列になり、ジャンケンで勝ち上がる。
どうも五色百人一首の移動の練習のようだ。
・ぼくは最初から一番後ろで、四回負け続けた。
「グレチャウぞー。」
「反抗挑戦性障害になっちゃおー。」
と言っておく。子役のつもり。
・S先生
「イェーイと返事をさせるのは間違い。また、教師から拍手を求めるのは不自然。」

・いい感じで進む。
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模擬授業挑戦3 やんちゃでもついていく

2008-07-11 19:26:54 | 模擬授業中学H先生
わかる目次
模擬授業挑戦3 やんちゃでもついていく
捨しゃ~っ166

H先生模擬授業挑戦③
070120(土)PM6:30~9:00
●3番。国●
・2分30秒後「ストップ」
・「何か足りない。私と似て、重い雰囲気になっている」
・「では(意見を)言いたい方から。ほめない!」
・S先生:
「ほめ言葉が浮いている。そのパーツでリズムを保つためにほめることを削っている」
「ほめられたという感覚が生徒の側にない。
指示に従うということだけでも、中学生には抵抗がある。
ほめられても、自分が上手になったかどうかわからない。
(注:変容を実感させるほめ方しろ)」
・「念のため、もう一度」
・ますますいい感じになってきたぞ~。次はHさんだぞ~。ドキドキしてるだろーなー。
・S先生代案を見せる。
「(一度に読む分量は)短く!」
「顔が合うと、うんうんとうなずいてあげる」
「うまくなったねー、とほめても中学生は引いてしまうこともある」

●3番。理科・H先生●
・Hさん。前に出る。
・手にはストップウォッチ持っている。
・「はじめます」
頭を下げる。予定通りだ。用具を置く机の位置を動かす。
・「ストップ」
・・・・・・カーン。15秒でした。
・「気になります。
みなさんでそうじの時、机を持ち上げて運ぶ方? 引きずる方? 
今のように先生が机を一回でも引きずったら、あとはすべて生徒はついてこないですよ。
こういうことが、すごく気になります。」
・Hさん。20人のTOSSの教師の前で立ちすくんで聞いている。
このあと、続けられるか。
・「はじめます」 
頭を下げる。ストップウォッチを押す。だいじょぶだ。
・授業はドンドン続く。S先生は切らない。
Hさんがアドリブで飛ばす「ほめ言葉」と「受け」が上手でいい感じの笑いがおこる。
・ぼくのメモ。
①○手の構えさせ方の指示が、以前より確定していました。
②○笑わせただけでも、すごく立派。
③○板書の字がでかいのはすごく良い。
④!「反応」の「応」を書けない。緊張したんだ。わかる。(でも、おもしろかった)
⑤×板書は音読しながら読むべき。
⑥×板書の時間が長すぎ。
⑦×「写しなさい」のあと待ちすぎ。待ってはならない。大原則。
⑧×たっぷり書く時間とったのだから、A・B・Cをパッと訊くべき。ジリジリする。
⑨○子役の反応にパッパッと言葉で「受ける」のが良い。
⑩×テンポ。×間。×段取り。
⑪×「えー」「では」二十数回出た。緊張しても出ないようになってくださいね。
⑫×説明が長すぎる。半分でよい。

・S先生はHさんに、たっぷり授業させてくれた。そして、少し間を取った。
「H先生は、セミナーに参加したり、模擬授業したりするのは初めてですか」
「はい。学校で一年に一回研究授業をするだけです」
「うーん。」
 おっ。これは、好印象か?
「おもしろい。ついていく。やんちゃでも」
「立ち居振る舞いがきれい」
「もともと持っているセンスが高くて有利」
「但し、模擬授業の時も相手が子役だと思って、堂々と放した方がよい」
・……すごいぞ。すげーほめられた!なんてこった
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模擬授業挑戦4 上達しないはずがない

2008-07-11 19:26:52 | 模擬授業中学H先生
わかる目次
模擬授業挑戦4 上達しないはずがない
捨しゃ~っ167号07年1月24日・水: H先生模擬授業挑戦④
070120(土)・PM6:30~9:00

Hさんは、他の先生からもたくさんいいことを言ってもらった。
メンバーがメンバーだからね。
00氏・00氏・00氏の授業を見ている人たちが、言ってくれるんだからね。
素人が言うのとわけが違う。
ほんとによかったよ。

●5番。国●
・Y先生なのだが「場慣れ」していることがはっきり分かる。
 先月は緊張しすぎていて余裕がなかった。
・中学校だと少しゆっくりしている感じがするが、安定してこちらも落ち着く。
・1段落(体を教室中央に向けてうずまき回りにタケノコ読み)
・2段落(読みたい一文決めてタケノコ読み)
・(Hさん)
 「うずまきの指示がわかりにくかった」
 Y先生はうなづいていた。

●6番。英●
・6分後「ストップ」
「アリと人間の重量の話はすごくおもしろい。
 だが、先に英文を読んだら、意味がわかってしまってつまらない。
 へぇーがなくなる。」

・S先生代案。アリと人間の絵を
 「こっち? こっち?」
 と上下させて(人間のほうが、そりゃ重いだろう)と思わせる。
 それから、英文に入る。
「もう一回、はじめだけ」
・すぐ「ストップ」
「生徒に向かって、こっち向けこのやろう、くらいの気でやれ。
 英文を読んでるが、生徒を見ながらやるべきだ。」

・すぐ「ストップ」
「立ちながら体が左右に動く。生徒は気になる。
 極力、気になる動きを止める。
 英文じゃなくて先生の動きに注意が行ってしまう」

「はい、M先生、代わりにやって下さい」
 M先生のほうがちょっと経験者なのだろう。
・言葉の明確さ、トーン、テンポがまったく違う。
 これは見聞きしないと分からない。
・やはり、すべては「言葉」なのだ。

●7番。数●
「一行あけて、4ます目、点を打ちます」TOSSノート使用が前提だ。
・一時一事。指示明解。ゆったりしているが、無駄な空白はない。
 視線が全体へ。とても慣れている。勉強になった。
「指示の後の、確認が不足している」

●8番。社●
・落ち着きが違う。
 (元旦は元日の朝だけ。五月五日はこどもの日。子どもの日ではない。
  祝日法で決まっているから)
・一問一問に、習得すべき学習内容と驚きがある。
 (日本ではすべてのことが法律で決められています。)
・すばらしかった。
「当たり前の事柄を材料にして、知的にくすぐっている」

●9番。英●
・声が良い。大事なことだ。
 無駄な言葉と空白が少ない。
 助走が明確。3、4、5月の月の呼称。
「M先生、代わりに」
「●先生、もう一度」
「ストップ。最初に板書する間が気になる。
 サッと数字を書くだけでよい。考えるすき間を与えるな。
 もう一度」

「ストップ。いちいち黒板を見ない」

何度も言うがこれで上達しないはずがない。
すばらしい。
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模擬授業挑戦5 数百倍の刺激

2008-07-11 19:26:50 | 模擬授業中学H先生
わかる目次
模擬授業挑戦5 数百倍の刺激
捨しゃ~っ168号07年1月24日・水 H先生模擬授業挑戦⑤
070120(土)・PM6:30~9:00

結局「模擬授業」をしないと、
サークルに参加する意味が数十分の一になるということだ。
① 緊張しない。
② ダメなところを指摘されない。
③ 進歩しない。


●10番・国●
・駒とめて袖うちはらう陰もなし佐野のわたりの雪の夕暮れ―
「話者に見えている物は何ですか」
「話者に見えている色は何ですか」
・ぼくは昨年度、最初にTOSSセミナーにまとめて通い始めた最初に、
 このO先生の検定授業を見て感激したのだ。
 中学校にもこんな人がいたのだ、と。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
目的にしていた行為が達成できなかった場合や、
予定が急に変わってしまってがっかりする時がある。
その心理的状態を「認知的不調和」という。
模擬授業しなかった認知的不調和を自分の中で調和させるのに時間がかかった。
これも勉強だ。次回はやる。

Hさんが、初模擬授業の感想をまとめた。
了承を頂いて、ご紹介させていただく。

●Hさんの感想●
『コメントを下さった先生方に感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
今回、セミナー初参加ながら、模擬授業までやらせて頂きました。
やればわかるという、**さんの言葉を信じて。

結果、これはやるべきです。参加すべきです。
それは、以下のことが勉強できるからです。


① 自分の教科や他教科の授業の流用できる授業スキルが見られる。
② ネットや本、ライブビデオ(私は、まだ見ていない)なんかよりも、
  生のライブが一番その授業の全体の像や緊張感を感じられる。
③ 見ていても、参加するだけで緊張する。
④ 授業の細部まで、注意するようになる。
⑤ 生徒の気持ちがものすごくわかる。
⑥ こんな先生たちが、たくさんいるとあせる。

そして、模擬授業をすべきです。
これも以下に記します。
少し上記とかぶるところもありますが、1つ1つが自分に響くのです。


① 試験のときのように緊張する。
② 模擬授業に向かって、授業作りに集中する。
③ 他の先生に刺激を受けることによりいろいろな感覚を鍛えられる。

なんとも、言葉にするのが下手ですみません。
とにかく、勉強になる、刺激になるということです。
そして、ただ参加するよりも模擬授業をうけることが、
数百倍の刺激を受けるということです。

ただし、生徒役は、セミナー参加の先生方です。
たとえるならば、これはリーダースキャンプのときのクラスに近いと思います。
現場では、と考える意識。
その点には、常に注意を置いておきたい。
今、私は次回のTOSSセミナーへの参加を考えています。』


~シリーズここまで~
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