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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

暴力が連鎖するとは限らないが

2018-05-29 08:15:19 | 生活指導
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2018-5-29
暴力が連鎖するとは限らない。
殴られて育った子供が、大人になって自分の子供や他の大人を殴るようになるとは限らない。
【暴力を受けた・殴られて育った、子供が】
などで検索しても、結局は考え方次第でその人が行動を決める、ということだ。

ただ、虐待が子どもに及ぼす後遺症まとめ-NAVERまとめには、虐待を受けた子供の
・脳の萎縮
・寿命への影響
などの事項が端的に紹介されている。(5-29 このサイトはリンク先がほとんど消えていました)
他にも多くの研究や書物があるはずだ。

僕の少ない教員経験では、他人に暴力を振るう生徒が保護者から殴られていたケースが幾つかある。
生徒指導を専門に長く勤めたかたは、詳しい知見を多く持っているだろう。
それを、公開はできない。

難しいことは抜きにしてだ。
僕は、人間を、殴るということができない。
新卒後一度だけそんなようなことを少ししたことがある。
それは、そうしろと職場で教わったからだ。
就職してすぐの頃は殴るのが当たり前という時代だった。
僕たち新採用は研修で指導主事の講義を聞いた。
「暴力は絶対にふるってはなりません」
と堂々と話すS藤主事を見て、後ろのベテラン教員が、
「あんだけ殴りまくっといてよく言えるよなぁ。アハハ」
と笑いながら言うのが聞こえた。

僕は一度もグーで殴られたことがない。
すると、他人を殴れない。
自分のこぶしが、他人の頬に触れ、めり込み、離れていく。
想像すると、気分が悪い。

だから、何十発も生徒を殴り続けたり、同僚というか年下の教員を殴る人は自分も相当殴られた経験があるとしか思えない。
そう、年下しか殴らないんだ。
某系の人たちは。
年上の同僚を殴った人を僕は見聞きしたことがない。
それもほんとにイヤな感じだね。

まあ、とにかく、殴られるのも殴るのも嫌だ。
少し嘘で、僕がすごく腕っぷしが強かったら、殴りまくっていたかもしれない。
強くなくて良かった。

僕が受けて間もない暴力については、たぶん墓の中まで持っていく。
まずあり得ないが、もし裁判でも起こしたら、仕事を辞めて具体的に書いてみたい。
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洗脳の方法例

2018-05-28 22:40:42 | 生活指導
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2018-5-28
今は昔。
公立高校のあるブカツドウ顧問Aは、ブインを殴り続けて功績を上げたそうだ。
誰でも知っていたが、暴力は公にならない。
勝てば良い。
そういう市町村だったからだ。
そういう時代だった。
報道を読めば四十年近くたって今もそうか。

その顧問Aは卓越した営業能力を持っていたという。
中学校を訪問する。
試合で目をつけた中学生を名指しで勧誘する。
「私に任せてもらえれば、必ず全国に連れて行きます」
その語り口と自信に満ちた眼差しは滅多にないという。
加えて、トーンの低い響く声が相手を信用させる。
じかに聞いた国語科も、この人は信用できると思わされたそうだ。

ブインを集めると、殴る指導が始まるらしい。
多めに集めたので、過度の練習で生徒が怪我をしても問題ない。
殴り続けるらしい。
戦争中と同じだ。
聞いて何かの依存症のような感じがした。

四、五年前だかにYoutubeで、体操みたいに生徒を数十発殴り続ける教員を見た。
身長が二十センチくらい高い男子を、右手の平で打ち続ける。
有名なので観た人も多いはずだ。
若い高校生の顔を、こんなふうに殴り続けられる人間がいるのだな、と唖然とした。
顧問Aも同じような人間だったのだか、と想像した。

時はたち、顧問Aはその高校を出たそうだ。
全国にブインを必ず連れて行く優秀な公立高校の職員Aが、なぜか県内ではもう就職できなかった。
別の県に移り、高校に就職して同じ種目の顧問になったとな。
そのAが、元いた県内の私立高校に採用されたとな。
卓越した営業トークで「全国に行く」とB高校の校長を落としたらしい。
一気に噂は、県内の某会系教員に広まったという。
「馬鹿じゃん」
それから、六年間、Aは何度かブインを全国に連れて行った。
校長はさぞかし喜んだだろう。

長いが、ここからが「洗脳の方法例」の本題だ。
Aは公立高校で殴り続けて教員になった、元ブカツドウブインCを職員に呼び寄せたという。
ブカツドウの練習を見るのはCで、今度は大人のCをAは殴り続けたと聞く。
毎日のように、血を流すまで、高校生の時のように。

つまりCは呼ばれて、就職も断れなかったということだ。
そして毎日血が流れるほど殴られて出勤し続けたということだ。
暴力に、反抗も反論もできなかったのだろう。

高校生の年代で、殴られ続けて、暴力を受けるのが、当たり前になってしまった。
恐ろしいことに、その相手の前に出ると、十年以上たって殴られて何も言えない。

「洗脳」ということは、オウムをきっかけに研究が進んだはずだ。
このAとCの関係も、僕の知識では、洗脳の例だと思える。

反社会的集団の中の話でなく、学校の中で数十年起こっていることだ。
よけいに気持ちが悪い。

以上の出来事は伝聞で、その内容に一切責任は持たない。
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僕の答案返却授業は楽しい

2018-05-26 21:12:03 | 生活指導
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2018-5-26
今日ふたクラスの答案を返した。
ひとつ目は1年生だ。
入学して最初の試験を返されるのが僕の授業で幸運だ。
自画自賛。

机の上をきれいにさせる。
左か右上に教材をきれいに積んで置くということだ。
国語や古典のテキストはメチャクチャ多い。
だから、4月に置き方をしつけて今はいつもこうなっている。

「初めてテストを返されるんですね。話をします」
◯✕と不正行為、と板書する。

この途中で、ペン回しを手の平で指してやめさせ、両足を机に入れさせる。
全員、僕の話を聞く体勢にしてある。

僕の採点は、赤ペンでなく、赤鉛筆だということ。
正解は◯、間違いは斜線、空欄は✕を書くこと。
「昔々、書き直して、持ってくる生徒がいました」
「僕は、丁寧にあやまり、直して返しました。
 書き直したとは思いません。
 次回は特に見直して採点しました。
 その生徒は、また採点間違いを持ってきました。
 僕は同じようにあやまり、直して返しました。」


高校では採点した答案をすべてコピーしてから返却する教員が結構いる。
結構でなく、全員かもしれない。わからない。
僕はしたことがない。
なんか、負けた気がする。
授業のスキルではない気がする。
中学校では、あまりいなかった気がする。今は知らない。
「次の試験で、その生徒の答案だけコピーしておきました。
 一つも間違いないのを確かめておきました。
 その生徒は、また来ました。この答えはつけ間違いです、と」


その日の午後、相談室に呼び、叱り、生徒はすぐ泣き出した。
中学3年生のオール5の男子だ。
その日に家庭訪問して保護者と生徒と3人で事実を確認した。

「なぜ、こんな成績のいい生徒が、たった2点のために不正をすると思いますか」
無駄なプレッシャーをかける大人のせいだということ。
見得、体裁だけを根拠に叱る大人のせいだということ。
不正をしたため、いつバレるかと、毎日オドオドして、ドキドキして暮らしたこと。

そのあと、答案を返す。
返す前に、もう一つ話す。
「返されるとですね、点の書いてある右下を、こうやってこうやって折りたたむ人いますね。
 許しませんよ。
 大事な、勉強の紙です」
「それから、答案をもらうときにね。こうやって、僕の目も見ないで、ひったくる人がいます。
 許しませんよ。
 おい。戻れ。やり直し。させます」
「たとえば、10点取っちゃったとしますね。
 そうしたらね、【10点だぁ、10点だぁ】って、明るく帰るんですよ。
 周りの人は、【次頑張ればいいんだよ】って、励ますんだよ。
 でも、いるんだよね【バーカ、バーカ、バカじゃん】とか言う。お前がバカだよ。
 そんなこと言ったら、許しませんよ」


1年生は目を輝かせて、大笑いして聞いている。
チョークを使っていると、勢いでポーンと手から離れることがありますね。
今日は、書きながら飛び上がったチョークが折れもせず舞い上がって落ちて、僕は上手に手に取った。
女子が、みんな笑って大拍手。
男子は反応する能力がまだない。
「拍手を有難うございます。ハッハッハ」
面白すぎる。

やっと答案を返して、残りの15分間、カタカナと漢字のなぞり・写しプリントをやる。
この1年生は、ちょっと手を入れないとならない。
でも、厳しくして5月の終わりにずいぶん良くなった。

2年生のことをちょっと。
初めての学年なので、1年生と同じような話をして、アレンジする。
「赤鉛筆が、わりと固いんですよ。
 だから、そっと上手に消したら、書き直しても、ばれないかもしれません。
 挑戦して下さい」


ペンは、消しゴムでシャーペンの文字を書き直しても、見分けるのは難しい。
7年前、初めて私立に就職してから、毎度のようにやられている話が耳に入った。
で、全員の答案コピー。
負けでしょ、やっぱり。
生徒の「思想」「概念」を、変える指導ではない。
赤鉛筆の下の、答えの文字を、消しゴムでこすって消して、書き直すのは難しい。
「それでも、2点欲しいという人は、ぜひ挑戦して下さい」
高校2年生は大笑いだ。
これは男子。

こんな、幸せな日が、高校でも来ると思わなかった。
2011年に高校に就職した日にも、おととし現任校に雇われた日も思わなかった。
三十代後半は最悪だった。
三十七、三十八と二年続けてクラスがメチャクチャで、どうしたらいいかわからなかった。
音がするほど大雨の空を見上げて、もうだめだ、どうすればいいんだ。全然わからない。
それが、二年間、700日以上続いた。
思い出したくない月日ばかりが、何年も続いた。

今は、思い出したいことがいっぱいだ。
生きられて良かった。
僕は、本当に、感謝でいっぱいです。
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毎時間の授業が幸せなアラ還

2018-05-24 19:41:34 | 2018年度雑記
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2018-5-27
「アラ還」でした・大間違い。
2018-5-24
職員室では。たまたま会話が聞こえてしまう。
一番の若手が言う。
「今楽しいことなんて、何一つありませんよ」
はぁ。
そうだったのか。本当かどうかわからないけど。

教員の平均年齢がメチャクチャ高いので、身体が疲れるのはわかる。
職員室に50数人いるとして、僕は上からたぶん6番目くらいだ。
そのうち不惑以上が40人弱。
非常勤を含めた50数人で、非常勤は15人以上いる。

う~ん……。

これが、日本の高校の普通なのか違うのかわからない。
調べるのは時間の無駄なのでしない。

僕の、今の毎日は、授業の楽しさでいっぱいだ。
一時間、一時間授業に行くたびに、元気になる。
中学校の授業の時と同じになった。

古典の授業は、習得させる内容が明確だ。
できるようにさせるスキルは、中学校の授業で得たとおりだ。
生徒は、古典は難しい、苦手だという。

想像して、分かりやすい授業を、十分に準備する。
授業は、嫌がられても、正しい方法に従ってどんどん進める。
生徒に恵まれた。
あんまり嫌がりもしない。
中学生のように、どんどん動く。

「安さんの授業は、高校生には向かないかもな。何か別の方法を開拓するんだな」
と指導主事の狂犬さんが、かつて言った。
そのとおりだが、今の生徒のお陰で、自信がついた。

疲労は、教室の授業で飛んでいく。
毎日幸せだ。
こんな毎日が、高校勤務で訪れるとは思わなかった。
生徒に感謝しよう。
感謝を、言葉にして伝え続けよう。
「ありがとう」
「うれしいよ」
「幸せな時間を皆さんからもらいました」

【授業】が、教員の仕事だ。
楽しいことがないかたにも、授業の幸せを得るときが来るといい。
やっぱり【授業】ほど、楽しい仕事はない。
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記事拡散のため/悪質タックル被害者の父,写真・映像の提供を

2018-05-24 17:55:57 | 2018年度雑記
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2018-5-24
***抜粋ここから***
被害者の父で大阪市議の奥野康俊さん
内田前監督が
試合中、危険タックルのシーンを見ていなかった

と主張
「試合中のビデオ、動画、写真を撮っていた観客の皆さん、
 前内田監督が見ているシーン、
 顔の向きがわかるシーン
 なんでも結構です。そのデータを頂きたい」
 私は、この事件に
息子と、アメフト、アメフトを愛する両大学の子どもたちの為、
日本のスポーツ界の信頼回復の為全てを捧げる所存です。
 残りの人生をかけ真剣に、とことん、この問題に向き合う覚悟です。
ご協力お願いいたします。
 
 

***抜粋ここまで***
(安 智一)
いくらか別の意図をさっぴいても応援したい。
自分が父親なら、と想像する。五十年間増長したブカツのクダラナサの一部をまた見た。
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解答用紙が違っていたら

2018-05-23 18:53:39 | 生活指導
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2018-5-23
定期試験の監督に行ったとしよう。
試験が始まる。
生徒が、「解答用紙が、問題用紙と一致していない」、と言い出す。
試験監督は、問題用紙は正しいのを確かめる。
ここで、試験開始チャイム後約1分だ。

■どうしますか?■

人間のすることだから、ミスはあっても仕方がない。
定期試験では、たまにある。
だが、誰が対応するかで、その後はずいぶん変わる。

僕は6年くらい前に一度やらかした。
前の職場だった。
4クラスだかに配る問題・解答用紙がちょうど5部ずつ不足していた。
なぜかわからないが、印刷数を単純に間違えた、許されないミスだ。
こんなの新採用2年目以来、二度目だ。
試験が始まる。
5部ずつ足りない。
横並びの教室だ。
4人の監督は混乱して誰かが職員室に報告した。
聞いた若い国語科は大混乱してどうしていいかわからなかった。

問題・解答用紙が20部コピーされ配布されて、試験時間が10分間延長された。

僕は翌週、一つ年下の同じ大学・学部卒の教務主任に訊かれた。
「なぜ、こういうことが起こったのですか」
「自分でもわかりません。申し訳ありません」
「今回は不問に付します。今後は人事にも関わりますから」
そんな会話だ。
(お前、職員室にいたんだろ。同じ国語科で。何してたんだよ)
普段、何もしない教務主任だが、僕が悪いから仕方がない。
僕は、事件の直後、試験監督の4人に一人ずつ謝った。
当然だ。
間違えたら、まず謝る。謝りぬく。メイウェンティの国以外では世界でも常識だ。

その事件の時、僕の机には、予備の問題・解答用紙が十数部置いてあっった。
万が一のためで、多くの人はそうするだろう。

僕は、教務主任の作った試験監督表通り、その事件中、別クラスの試験監督だった。
これはどうんなんだ。
不思議とこういうとき何か起こる。

僕が、空き時間だったらならばだ。
まず、いつも、開始時刻は廊下で立っている。
件のケースなら、予備の問題・解答用紙・10部で、2クラスはすぐに試験ができる。
他の2クラスの10部は2分でコピー配布できる。
何もなかったように、事は済む。

■どうしますか。■
に戻ろう。
試験監督の僕は、
「問題用紙に答えを書きなさい」
と言う。廊下に顔を出して、
「*年X組の解答用紙が違います」
と大声で言う。隣のY組の若い監督がもう廊下にいて、
「うちもです」
と言う。被害は2クラスだけだとわかる。Y組監督に、見といて、と言って教務室に走る。
「X組とY組の解答用紙が違います」
「あー、教務に言われても困るんだよ。職員室に言って」
「そうですか……行きます」
「あ、私が行くから、教室に戻って」
当たり前だろ。Y組に入って言う。
「落ち着いて、問題用紙に答えを書きなさい。そのまま出してもいいように」
Y組監督は若い人で、そういう判断はできない。
X組に戻ると、問題用紙に答えを書いている。
「大丈夫だから。そのまま書いて。最悪そのまま集めてもいいように」

・・・飽きた。
英語科はチャイム12分後正しい解答用紙を配りに来た。
僕が、
「写し直すということですか」
と言うと、
「そうです」
と彼は僕に向かって言った。
だが、生徒にひと言も、謝らなかった。
その後、質問を受けに来たが、それでも詫びなかった。

職員室でも、三十代の担任二年目の英語科は、ひと言も僕に謝らなかった。
僕が監督でなかったら、どうなっていたかわからないのだろうか。
評価板下位5%に入る学校はこういうものなのだな。
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人生有限なのでby野島高彦さん

2018-05-22 07:21:25 | 2018年度雑記
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2018-5-22
野島 高彦【化学】‏@TakahikoNojima
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勉強計画表を作らない学生なんだ今は

2018-05-18 20:17:14 | 生活指導
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2018-5-18
僕は中学生とのときから、試験前には勉強計画を作った。
誰かに教わったのか。
覚えていないが、誰かが見本を見せてくれた覚えはない。

中間試験の前は5教科だから、一週間前から。
期末試験前は9教科だから、二週間前から。

エクセルのように枠を書いて、勉強できる時間を計算する。
一週間なら、平日3時間とか5時間とかで、日曜日は10時間とする。
合計で何時間勉強できるかがわかる。

たとえば、一週間・7日間で34時間になる。
5教科で割ると、7時間弱だ。
2か月間授業を受けたノートと教科書を、7時間で全部復習できる教科とそうでない教科がある。
それで、教科別に時間を割り振る。

枠に、教科名を書き込む。
その通りには行くはずはないが、だいたいクリアーした。
中2からだな。
書きながら思い出したけれど、これは中2からだ。

中1のときはどうやって勉強するかとかさっぱりわからなかった。
成績はオール3だった。わかりやすいので覚えている。
ただ、美術だけが4とか5だった。
美術の男の先生は、たぶん本物の芸術家だった。校内に「青色だけの絵」が何枚も飾ってあった。

中2になってすぐ、4が二つであとは5になった。
計画して勉強するようになったから、かもしれない。
わからないよ。そんな前のこと。

とにかく、3だけだったのがほとんど5になった。
ただ、美術だけが2になった。
美術の先生が変わったのだ。
続けて男の美術科だったがセンスがないのはだんだんわかった。
彼はさすがにあせったらしく、2学期に美術2が、急に4だったか5だかになった。
たぶん、合わせたんだ、周りに。

話がずれた。
試験前になって、余裕があるので、勉強計画の話を具体的に高校2年生にしてみた。
【残り、何日間で、何時間の勉強時間があり、どう振り分けるか】
授業クラスの百人以上、誰も計画していなかった。

あり得ない。
それで、できるようになるはずがない。

僕の計画表は、いつも広告の裏面と、中学校でもらって来る余りのワラ半紙に書いた。
それを、B6くらいに切って、ホチキスで止めて冊子を作った。
ノートを買わないのかって?
ノートは近くに売っていなかった。売っているのはバスに乗るか歩いて30分の所だった。
だいたい、お金を出して買う発想がなかった。

今の、中学生とか高校生が勉強しないわけだ。
飢える理由がないのだから。
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岸井成格氏ご逝去

2018-05-16 20:29:18 | 2018年度雑記
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2018-5-16
毎日新聞社特別編集委員
岸井成格氏ご逝去 
2018年5月15日 享年73
 NAVER まとめ

西城秀樹氏 63歳で死去急性心不全 5月16日

渡辺謙、南果歩との離婚を発表 2018年5月17日 結婚13年目
http://news.livedoor.com/article/detail/14729384/
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古典形容詞活用形

2018-05-14 22:18:26 | 中高国語など指導案
カテゴリー別目次 
2018-5-14
古典形容詞は動詞に比べれば楽ちんだ。
と思うのは文系読書家教員だけだ。
大人でも、そんなものは誰も覚えていない。

「竹取」の試験範囲に十数語、形容詞が出てくる。
今年は全てワークシートで、ノートに貼るシステムだ。
形容詞を並べて「ク・シク活用どっち」と「活用形は何」のカッコをつけたがダメだった。
二つだけ「係り結び」も載せたが、全くわからない、と言う生徒がひとクラスにふたケタいた。

難問は分割せよ。
とにかく、細分化だ。

「係り結びの法則」を四冊の指導書や私物テキストからまとめてB5、1枚にした。
近年は、
【は・も 終止】
を教えない場合が多いようだが、僕は40年前ちゃんと暗記させられた。
だから、生徒にも覚え直させた。
文末の、単語の、活用形を答えればいい、たった7語だ、と分かって解決。

二枚目に、「ク・シク活用」だけのワークシートを作ってやらせて、ほぼ解決。
だが、これ、意外と間違えやすい。

今日、形容詞の活用形、のワークシートB5を作ってきた。
間違いなく、分かるようになる。
とても楽しみだ。

僕の強みは、高校古典ど素人だということだ。
40年間忘れていたことを、生徒に教えるために、予習する。
それは、まったくわからない生徒の頭と同じところから出発する。
だから、生徒にもわかるようになる。

ワークシートは、画像にするともろに身バレする。
5年くらいして、元気だったら公開します。
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