円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

女子トイレの説明

2024-03-05 20:40:11 | 生活指導
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2024-03-05
トイレに集まっておしゃべりするのを、先生達が注意する理由は三つある。
一つ目に、トイレは用を足す所だからだ。
おしゃべりする所ではない。
私立の女子中学生が3人、トイレに机と椅子と運んでお弁当を食べていたことがある。僕は非常勤だが、駆けつけて目の前で見た。2年生の女子3人はずぶとくて、出ろと言っても抵抗した。
ふけつ~。ババッチイ。気持ち悪い。どんな育ち方をしたんだろう。
トイレでおしゃべりするのは、この女子たちの縮小版だ。放っておくと、中にはこうなってしまう生徒が生まれる。こんな人たちにならないでください。
二つ目に、トイレは悪いことを、おしゃべりする場所になるからだ。
教室でしゃべればいいことを、わざわざうんちおしっこをするトイレで話す。内容が、うわさ、陰口、悪だくみだからだ。こっそりしゃべりたくなることなのだ。これは、40年間すべて女子だった。男子はこういうことはしない。
三つ目に、トイレは悪いことを、する場所になるからだ。
先生の目が届きにくい所を、悪い生徒は知っている。
タバコを吸う。
酒を飲む。
リンチをする。リンチとは複数で一人を殴る蹴ることだ。
僕は三つとも24歳、教員になった1年間にすべて見たり聞いたりした。だから僕はその後、新しい学年になり、トイレの場所が変わる4月、必ずトイレに行った。
ひとつ、ひとつトイレの個室でタバコの吸い殻を探した。
探す場所は決まっていて、指を突っ込んでみた。もちろん、新しい学校に行ったときも同じようにした。タバコは男子が多かった。リンチは男子も女子もいた。
いきなり急に、今日トイレで弁当を食べ始める度胸のある生徒はいない。
生徒は、少しずつ試していく。
たまって話す。
アメやガムを食べる。
落書きをする。
トイレのドアを蹴破る。
タバコを吸って隠す。
リンチをする。
先生が気づかない、見て見ぬふり。そういう積み重ねで、トイレで弁当、トイレでタバコに行き着く。
そうなった生徒は不幸だ。学年の授業も荒れ果てる。そもそも、その生徒たちは将来自分の娘、息子に自慢できるのだろうか。
「別に、やりたいやつはやればいいじゃん。」
これが最大の間違いだ。
こういう学校は100%間違いなくいじめだらけになった。例外はない。アメ、ガムから順に進み、最後は必ず、いじめだらけの学校になる。繰り返すが、例外はない。しかも、崩れるのは早い。天国と言われた中学校が、たった2か月か3か月で、別世界になる。
生きているのも、登校するのも嫌になる生徒がたくさん生まれる。
だから、先生たちはトイレにたまるのを、まず、やめさせるのだ。
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生徒アンケートはこう作る

2024-03-04 21:38:38 | 五色百人一首中学高校
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2024-03-04②
中2・体育館で学年全員で実施・詳細略/完璧な静寂と野獣の熱狂

■行事アンケートは
●行事直後に取る。翌日ではなく。
●集計結果は、翌日に提示する。必ず。
●項目は、楽しさ・成長・達成感が軸。
※入学式から、修学旅行まで、この連続が生徒・学年の成長感を作る。

【クラス対抗カルタ大会】アンケート結果
問い1 カルタ大会は楽しかったですか。
1 すごく最高に楽しかった    77人
2 とても楽しかった       30人
3 楽しかった          15人
4 ふつう             1人
5 つまらなかった         0人

問い2 カルタ大会(と練習)であなたのクラスはいい感じになりましたか。
1 すごくいい感じになった    59人
2 かなりいい感じになった    44人
3 少しはいい感じになった    13人
4 変わらない           5人
5 むしろ悪くなった        2人

問い3 カルタ大会(その前の練習)であなた自身は何か成長しましたか。
1 すごく成長した        47人
2 かなり成長した        39人
3 少しは成長した        31人
4 変わらない           5人
5 むしろ低下した         1人

(今回は職員にとっても初めての形式だったので、1分アンケートだけにした。
 「文章」の感想は、国語授業で書かせた。ブログ前記事)
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学年カルタ高レベル

2024-03-04 21:19:40 | 五色百人一首中学高校
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2024-03-04
中2・体育館で学年全員で実施・詳細略
完璧な静寂と野獣の熱狂
中学校の行事や部活はほとんどが「体育系」だ。「文化系」のイベントは少ない。
百人一首は、1200年前から残る、日本語の文化遺産だ。
これを「カルタ取り」ゲームとして、日本人はずっと親しんできた。
だから、「学習」としても「ゲーム」としても価値が高い。
特に「五色百人一首」は、僕と知人の間で、
「学校で、20世紀最大の発明」
と言っている。
二十年以上前に小学校の先生が開発した。
これにより、小学校中心に「百人一首」は爆発的に全国に広がった。
中学校はだいぶ遅れている。
僕は知人に教わり二十年以上前からやっている。
今回の「五色百人一首 カルタ大会」で、生徒はもちろん中学校の先生たちに、
「五色百人一首は、クラスと学年を変える」
ことが伝わるといい。

【学年生徒感想抜粋・カルタの楽しさとは】
いつも違う場所に行って、違う人とやったりして、すごく交流できるし、
コミュニケーションもすごくとれる。
対決なのにみんなワイワイやったり、楽しくできたりするし、
静かにすることもみんなしっかり守っているのがすごく勉強にもなります。

一つとか二つとか覚えているのをとりあうとメッチャ盛り上がってすごく楽しかったです。
移動とかの時に他クラスの人とかと協力できた学年として、
少しでもまとまった気がしました。

真剣勝負だけど、けんかが起きたりしない。友達との仲も深まる。

同じくらいのレベルの人と対戦ができるため、圧倒的に負けるということが少ない。
そのギリギリの緊張感がカルタの楽しさだと思う。

あまりしゃべったことのない人と一緒にできたり、
自然とコミュニケーションがとれたりすることに、カルタの楽しさがあると思う。
最初は気まずかったけど、だんだんたのしくなった!!

先生が「知らない人とでも楽しめる」と言っていたけど、それが本当だなと思った。
3人試合で相手ほとんどはじめましてだったけど、なぜか楽しくできたから、
カルタのパワーはすごいな。

色んなクラスの子や初対面の人とも気まずくならないで遊べる。

同じスタートで同じ位のレベルの人とたたかえて真剣にできる。

お互いに得意ふだがあり、配置を考えるところでも勝敗を大きく分かつ。
一時も気を抜けないからこそ、緊迫した勝負の末に面白さがあると思う。

頑張れば頑張るほど覚えられて、どんどん札がとれていくのが楽しくてしょうがない。

運動が苦手な人、人前で発言するのが苦手な人でも何かで1番になりたい人にぴったり。

スマホにみんなが流されてしまっているこの時代だが、
今まで日本にこんな楽しい遊びがあったんだと考えることがとても楽しかったです。

遊びのような感じで、早くとった人がいたら
「すごいね」「覚えてるの?」と、話したこともない自分と会話してくれた。

自分の成長がしっかり見れるのが楽しい。
どんどん上に行って強くなる自分がおもしろい。

勝った時の嬉しさも楽しみのひとつだと思いますが、
一番は誰かと何かをする、それだけで楽しいし、盛り上がれる。

今の時代は、他クラスと話せる機会は自分が作らない限り少ないし、
ネットゲームをすることが多いので、
カルタは昔に戻ったみたいに楽しく学べて最高だと思います。

短歌を覚えることで脳トレにもなるし、表現の幅が広がるから、
楽しく学べるとても楽しい遊びだと思います。
短歌が一つ一つ素敵で、読んでいてすごく楽しかったです。

(たぶん、非常勤で最後に任された企画。過去比較でも最高レベルの素晴らしいカルタ大会だった)
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