

この《駒王丸》という銘柄の日本酒を初めて目にしたのは何年前のことでしょう。
非常に興味あるものでしたが、お酒を飲まない私がわざわざ買っても無駄になるだけとこの時は
見るだけで終えました。
今更説明の必要もないでしょうが『駒王丸』とは『木曽義仲』(源義仲)の幼名で、嵐山町で生
まれ育ったと言われます。しかし、それも2歳までのことで、大蔵合戦で悪源太義平に父源義賢
が討たれ駒王丸本人も本来なら命をとられるところでしたが、畠山重能・斎藤実盛らの計らいで
木曽へ逃れました。こうして信濃国木曽で育った駒王丸は通称を木曽次郎と名乗りました。
今でも《駒王丸》は販売されているのかと気になり、スーパー等の酒コーナーを確認しましたが
見当たりません。最初に見たJA嵐山農産物直販所に行ってみました。ありました。
発売元は嵐山小売酒販組合となっており地域限定(嵐山町)のようですから、いくら町内とはい
えチェーン店であるYやBといったスーパーには置いてなかったわけです。
製造元ば嵐山町には蔵元はありませんので関東灘の異名を持つお隣小川町の蔵元のひとつにお願
いしたようですが、その蔵元のHPを見ても商品一覧の中に地域限定のためか《駒王丸》の紹介
はありません(自社の銘柄ではないため?)
《駒王丸》の銘柄の日本酒があることを写真付きで紹介したく、飲むためではなく写真2、3枚
を撮りたいがためについに購入してしまいました。数日飾って置きその後は台所に移動予定です。
駒王丸⇒木曽義仲でありますから嵐山町においては「木曽義仲生誕の地」とか「木曽義仲産湯の
清水」などと使っていますが、さすがに日本酒の銘柄にずばり《木曽義仲》は使えないでしょう
から《駒王丸》を使ったのでしょう(私の勝手な推測)。でもラベルの絵は義仲のようですね。
何故なら 駒王丸=嵐山町 木曽義仲=木曽町 であるからです。《木曽義仲》を銘柄に使え
るのは木曽次郎義仲を名乗る元となった木曽町でしょう(商標登録の問題は別とし・・・これも
私見ですが)
では、《木曽義仲》の銘柄のお酒はあるのか調べてみましたら木曽町の酒造会社が期間限定で販
売していました(既に完売)。他にも《木曽義仲》というワインが木曽ショップから販売されて
いました。