四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

岩松院の一茶句碑(長野県小布施町)

2021年03月02日 | 歌碑・句碑


句 :  痩かへる まけるな一茶 是に有
    (やせ蛙 負けるな 一茶 これにあり)

出 典: 『七番日記』(文化13年〔1816〕)
所在地:長野県上高井郡小布施町雁田604  岩松院
建立者:ー

文化13年(18126)4月20日、一茶が岩松院を訪れ、蛙合戦を見て詠んだ句だそうで、一茶直筆に
よる句碑とのこと。




一茶の句碑がある『梅洞山岩松院』
左側に仁王門 右側に本堂
岩松院は文明4年(1472)創建の古刹で本堂の天井に葛飾北斎が描いた21畳分の大きさの『八方睨
み鳳凰図』は有名です。
また、豊臣秀吉の親類で賤ヶ岳の七本槍のひとりで戦国時代後期の代表的な猛将福島正則のお墓は
この岩松院にあります。
そして、小林一茶ということで岩松院は系統の全く違う3人の有名人と関わりを持っています。




本堂裏にある庭園 中央に一茶の句碑が見えます




岩松院にある小林一茶が病弱な初児 千太郎を想って句を詠んだ「蛙合戦の池」

この「やせ蛙 負けるな 一茶 ・・・」の句はここ岩松院で詠んだというのが定説になっていますが、
東京都足立区にある某お寺もそのお寺で詠んだものと言っているようです・・・

散策日:平成21年(2009)9月21日(月)

なぜ今頃と言わないで下さい。福島正則公の霊廟については過去に投稿していますが一茶の句碑を
載せていませんでしたので今更ながら・・・