四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

忍城・川越城の御城印

2023年08月24日 | 御城印

埼玉県行田市にある『忍城』と川越市の『川越城』の新たな御城印が販売された(される)ようです。
記憶に間違いがなければ埼玉県の城郭で一番最初に御城印が販売されたのは「菅谷城」、次が「忍城」でした。
その後、「小倉城」「大築城」、「鉢形城」、「杉山城」、「深谷城」などが続いています。これらは城郭と関
係ある観光協会や城郭跡内にある博物館・資料館などの発行によるもので、城郭とは直接関係のない営利団体や
グループ・個人が販売しているものは除いています(そうした類の御城印には興味がありませんので、扱ってい
る城郭やどの程度販売されているのかは調べていませんが)
「御城印」という呼び方が一般的になっていますが、「登城記念印」、「城郭符」などと別の呼び方をしている
ところもあります。また、御朱印と違って直筆いうものはほぼ皆無で予め印刷されたものがほとんどです。
「御城印」は中央に城館名と城(藩)主の家紋を入れており、右側に「難攻不落」などのキャッチフレーズ?を
入れる場合が多いようです。
忍城の御城印は今回が第3弾となりますが、第1弾は御三階櫓のイラストの上に歴代城(藩)主の家紋4種を重ね
たものでした。
今回の第3弾は、白河藩、忍藩、桑名藩『三方領知替』ということで三藩の城主の家紋を入れたものです。忍藩は
6代続けて老中を出していましたが、この三方領知替以降は老中に就く者はありませんでした。

本来なら新しい御城印を入手(購入)してその写真を載せたいところですが、御城印入手を待っていたらいつに
なるかわかりませんので、100名城・続100名城スタンプを載せておきます。



続日本100名城118 忍城 スタンプ     行田市郷土博物館(御三階櫓〔模擬〕)入館券

城 名:忍城(おしじょう)
所在地:行田市本丸
格 式:親藩・譜代  ※太字が親藩
城 主:5家17人
    深溝松平家 1代 ・東条松平家 1代 ・大河内松平家 1代 ・阿部家 9代 ・奥平松平家 5代
指 定:埼玉県指定旧跡 名称「忍城跡」 昭和38年(1963)8月27日指定
選 定:続日本100名城 118 「忍城」 平成29年(2017)3月 公益財団法人日本城郭協会選定


日本100名城19 川越城 スタンプ     川越城本丸御殿入館券 ※川越城本丸御殿は現存4御殿の一つ

城 名:川越城(かわごえじょう)
所在地:川越市郭町
格 式:親藩・譜代  ※太字が親藩
城 主:8家21人
    酒井(雅楽頭)宗家 1代 ・酒井(雅楽頭)別家 2代 ・堀田家 1代 ・大河内松平家 3代 ・
    柳沢家 1代 ・秋元家 4代 ・前橋松平家 7代 ・松井松平家 2代
指 定:埼玉県指定史跡 名称「川越城跡」 大正14年(1925)3月31日指定
選 定:日本100名城 19 「川越城」 平成18年(2006)4月6日 公益財団法人日本城郭協会選定



川越城の御城印に使われている「丸に三つ葉葵」紋の入った鬼瓦。記事にある出土品でありませんが川越城本丸
御殿のいずれかの場所で使用されていたもの。川越藩主8家のうち「丸に三つ葉葵」紋を家紋にしていたのは歴
代藩主家のうち唯一の親藩で、徳川家康の次男結城秀康を家祖とする前橋松平家(大和守)だけです。


本丸御殿前に立てられた歴代藩主の名が入った幟のうちの松平大和守家7人の幟
この写真では全部の名は読めませんが、奥から歴代順に「松平大和守朝矩」・「松平大和守直恒」・「松平大和
守直温」・「松平大和守斉典」・「松平典則」・「松平大和守直侯」・「松平大和守直克」