四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

エジプト文化展—早大隊の調査から辿る—

2023年08月30日 | 企画展・見学会


エジプト文化展—早大隊の調査から辿る—
会 期:2023年7月4日(火)~11月12日(日)
会 場:本庄早稲田の杜ミュージアム 早稲田大学展示室(本庄市西富田1011)
主 催:早稲田大学文化企画課考古学資料館
後 援:一般社団法人日本エジプト考古学研究所、
    東日本国際大学エジプト考古学研究所、株式会社アケト

を見学してきました。

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1966(昭和41)年9月、吉村作治氏を学生隊長とする5人の学部生は、兵庫の相生港からタンカー「東海丸」に
乗ってエジプトに向かいました。その後、合流した川村喜一早稲田大学講師(当時)とともに、ナイル川流域の
遺跡を北から南へくまなくジュネラルサーベイ(踏査)しました。これが早稲田大学の、さらに日本のエジプト
考古学の礎となったのです。そして、念願の調査権をエジプト考古庁から取得した1971(昭和46)年、アジア人
で初となるエジプト発掘が実現しました。その最初の発掘地となったのが、マルカタ南遺跡です。本学(本庄キ
ャンパス)には、ジュネラルサーベイとマルカタ南遺跡の資料が保管されています。1980年代までは「分配制度
」があり、エジプト政府の許可のもと、出土品の一部を研究のために持ち帰ることができました。本展覧会では、
これらの貴重な資料を用いて、古代エジプト文化をさまざまな視点から紹介いたします。

                      《エジプト文化展—早大隊の調査から辿る—チラシより》
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本展覧会には31品目282点(パンフレットに掲載の出品目録から点数を計算)が展示されています。このうちの
何点かを紹介させていただきます。
吉村作治氏がエジプトで発掘作業をしている様子がよくテレビで放映されていたのを観ていましたが、大分昔の
こととなりました。当時の肩書は助教授だったような記憶が・・・

              

本庄早稲田の杜ミュージアム入口


早稲田大学展示室


出迎えてくれるのは 「アクエンアテン王の像頭部」(レプリカ)


1000kmの道のりを2往復!! ジオラマ


魚の丘彩色階段(模型)


【調査】 「早大エジプト調査のあゆみ」ほか6点の調査解説パネル・・・パンフレットに掲載あり
放映画像には吉村作治氏の顔が


【生活】のコーナー


【生活】 《ナイル》  穀物と深鉢・皿  石皿


【生活】 《住まい》  建材の「日乾しレンガ」


【技術】のコーナー


【生活】 ランプ解説パネル


【生活】 ランプ


【経済】 おもり


【文字】 ヒエログリフ


【技術】 青色顔料解説パネル


【技術】 青色彩文土器


左:【宗教】  右奥:【埋葬】  右手前:【技術】のコーナー


【宗教】


【宗教】 レリーフ


【宗教】 奉献土器


【埋葬】 「棺」解説パネル


【埋葬】 陶棺の発見


【埋葬】 陶棺 出土地:マルカタ南遺跡魚の丘


カーエムケドの坐像(レプリカ)


頂いてきたパンフレット(資料) 表紙(チラシ・ポスターと同じデザイン)を含め11ページ  
そのうちの4.5ページです


見学日:令和5年(2023)8月27日(日)