第五章(4)
色即是空 空即是色 受想行識亦復如是
「色即是空」に続けて話す「空即是色」の言葉。
直訳するから空しくなる。
ブッちゃん(仏陀)は優しい。
どんな訳をしてもアレコレ言ったりしない。
だがワシは(自慢じゃないが)心が狭い。
心が狭い故に、他の訳に首をひねる。
同じような訳を二つ並べていいのかぁ?
「色即是空」はどんな訳し方でもいいとしよう。
だが、だからといって「空即是色」にはならないはずだろ。
訳者も意味が変と思いながら書いているフシがある。
「空」の解釈が幾つかあっても、見えない世界ではある。
それが、即「色」というのは、無理があるだろう。
「色」は「空」の現れの一つにすぎない。
ならば元の「空即是色」が間違っている?
んなこたぁ無ぇ。
心経は冥想で解く経だ。
そして話し言葉で説く経なんだぜ。
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