第六章(6)
舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
話し言葉の「不生不滅」。
「(様々なモノは)生まれる事もあるし、滅亡する事もあるよなぁ」
直訳と正反対になるのだ。
身体だけでなく、思いや考えや感情。
生物だけじゃなく、部族や自然や星。
あらゆるモノが生まれ、やがて滅亡する。
法則だって同じだぜ。
絶対なんて無い。
ある条件があれば生まれる。
条件が無くなれば、消えるさ。
条件を超える想像ができないと「絶対」と思い込む。
「絶対」は「限界」の別名だぜ。
それ(無常)を含めて「空」と名づけたなら・・・
「空」=「絶対」=「真理(神)」でもいいだろう。
だが、残念ながら誰も確かめられない。
言っても意味がない。
生活に役立たないのだ。
聞いているのは、日々の暮らしで悩むモノ達なのだぜ。
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