第六章(14)
舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
ワシ的訳。
「お前ぇ等、よ~く聞けよぉ。
これから、この世のイイカゲンさを説明すっからよ。
まず、いろいろなモノは生まれるよな。
命だけじゃなく、悩みも病も楽しさも地位も財産も。
それらは、いつかなくなる。
いろいろなモノは汚れたり間違ったりする。
だけど、綺麗になる事も修正される事もある。
いろいろなモノは増えることもあるけど、減ることもある」
誰でも普通に聞いていられる。
普通の言葉だが、何か惹きこまれている。
普通の言葉だが、とても大切な事だと思える。
伝法な口調だが、とても優しく受け止められる。
「空という法則は、生じる事なく滅することもない・・・」
などという説明より、ず~と解りやすいだろ。
そして、そんな言葉では心に響かない。
優しいとも思えない。
優しさが伴って、経は活きるんだぜ。
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