カルテ番号 め・3（41）
そうなのだ。
毎回、有り難いと思う。
毎回、沸き起こる、その気持ちがある。
最初は、太極拳に出会えた事が有り難いと思った。
それを勧めてくれた院長に感謝だと思った。
少しずつ、元気になれる事を実感して、有り難いと思っていた。
１０年続けてくるうちに、それだけではない、と気づいた。
亡き夫のしてくれた事には、当初から感謝していた。
働きに出られない礼子が生活できる事は、とても大きい。
親しく付き合う友人はほとんどいないが、多くの人が支えてくれた。
閉じこもっている最中は、わからなかった。
親切な心で接してくれていた事に気づけなかった。
それが、一つ一つ気づけるようになった。
更にもっと以前もある。
夫と出会った事にも感謝だった。
それまで育ててくれた親にも、改めて感謝が起こる。
そして・・・
割り切れるわけではないが・・・
病になった事にも、時には感謝できるようになった。
ずっと責めていた自分の病に、少しだが感謝できるようになった。
（登場する人物・組織・その他はフィックションです）
（過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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