カルテ番号 め・3(36)
周りの氣と遊ぶ。
そのせいだろうか、院長の手の動きは指先まで気が配られている。
そう、日本舞踊のように。
「動作の中でも、特に掌、指先に意識を向けます。
そっと空気を押しやる。
そっと空気をかき混ぜる。
ですから、手の動きを大切にするのです」
10式に雲手という動作がある。
通常は左右2回ずつする。
そこで院長は幾度も繰り返した。
「自分が気持ち良く、気に入った型があるとします。
そうしたら、幾度も繰り返していいのですよ。
自分の健康の為ですから、決まった回数など無視していいのです」
そして言った。
「この雲手は、ひねる動作ですね。
普段の生活では、ひねる動きがあまりありません。
特に歳を重ねると、ひねらなくなるのです。
逆にいうと、ひねりは身体にとって若返る動きとなりますよ」
礼子は、それを聞いて、雲手を何度もしようと思った。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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