カルテ番号 め・3(40)
院長は動作を続けながら話してくれている。
1つの太極拳が、幾つもの目的に応用できる事を教えてくれた。
「ある到達点にたどり着けると、そこから先は多彩な道が続いています。
到達点は終点ではないのですねぇ。
そこから先が、面白い。
ある意味、やっと出発点にたどり着いたわけです。
そういう私も同じです。
まだまだ、面白い道がありそうです」
そして最後の24式に移った。
23式の十字手の後、とても大きな円を描いた。
上から、丸く大きな円を作ると、下から合掌して上に上げる。
礼子の型と違う。
合掌は額の上で止まり、少しずつ下がっていく。
24式は収勢だ。
呼吸を収め、動作を収める動きだ。
「ここは、合掌で収めましょう。
いろいろな事に感謝ですね。
感謝は、しなければならない事ではありません。
自然に起こってしまうものです。
明木さんも、毎回しても、沸き起こるでしょう。
だから、合掌にしてしまえばいいのです」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)