ある気功師・219
治療院を立ち上げ、三年間は龍村道場に通った。
出来る限り難病や奇病を扱うようにしていた。
身の程知らず・・・だが、少しは役にたったようだ。
そういう時期、病に対する思いがあった。
故師匠の、病は(簡単に)治すな、の意味。
その頃はとても理解しきれていなかった。
病はその人にとって、大切な出来事の一つ。
人生にとって、とても重要な要素の一つ。
そう言われても、深く思えなかった。
確かに勝手に治してはいけない事は理解できる。
依頼されて、初めて手を出す。
だが、共に最後まで病を治すのが役目だと思っていた。
それなのに、依頼者本人が途中で止める。
あと数回すれば、完全に治りきるのに・・・
そういう思いがあった。
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