「共通言語」 と 「共通視点」 についてのPart2は
「共通言語」についてです。
極和ファシリテーションでは、「共通言語」の必要性と大切さを
何度も何度もお伝えしていますが、
同じ日本語を話していると、その本質に気付けないことがあります。
今日はそのことを実感して頂けたらと思っています。
まず、ちょっとお尋ねしますが、
「青々とした」という言葉から、
あなたはどんなモノ、風景を思い出しますか?
また、どんな色をイメージしますか?
「青々とした・・・」という形容詞は
青いものに対してでなく、「緑」や「若葉」などに使われることが多いと思いませんか?
先日、枝豆が「青々として美味しそう・・・」という話になりました。
でも、決して青い色ではなく、皆さんご存知の枝豆のような黄緑色なのです。
更に、茶豆は茹でた時に豆が茶色っぽいとか、
黒豆は黒い・・という話になりました。
でも!!決して茶色でもなく黒いわけでもありません。
特に黒豆は、お正月料理としても欠かせない黒光りするような
煮た黒豆をイメージしてしまいますが
「黒豆」と言っても収穫時期によっては、
青々とした黄緑だったり、枝豆にした際も決して黒くありません。
でも、きれいな黄緑色の豆から比べたら、
茶色っぽいとか黒みがかっているのも事実。
「青い」・・・黄緑色
「茶色い」・・・黄緑色
「黒い」・・・黄緑色
そして黒豆は黒いけれど、乾燥する前は青かったり・・・
「青みがかっている」ことを「青い」と言ったり、
通常の色よりもくすんでいることを「茶色い」と言ったり「黒い」と
表現することもあります。
色に対する「共通認識」や「共通言語」「共通の色」を
摺り合わせることによって、
ようやくミーティングが進行することができました。(*^-^*)
日頃からコミュニケーションを取れている人は
相手の使っている言葉の意味がおよそ理解できるので
誤解は生じにくいですが、
初めての方とお話するときは、
同じ言葉でも意味していることの違いを確認することが
必要な場合もあります。
青々とした大豆で作った抹茶色(まっ茶色ではなく)のずんだを使って
美味しい “ずんだ餅” を食べたいですね♪\(^o^)/