依存型コミュニケーションとは、
相手に依存した話し方のことを言います。
例えば、
運転のできない奥様が運転できるご主人に
車でしか行けない距離のところに買い物に行きたい場合に
(1)「明日〇〇まで買い物に行きたいんだけど・・・・・」 とか
仕事でミスをしてしまった場合、同僚や先輩に
(2)「〇〇を失敗してしまったのですが・・・・」 など。
このように話された場合、想いを汲んでくれる人であれば
(1)「じゃあ、明日車で送っていきますか?」
(2)「では、フォローしておきます。」
ということになるかも知れませんが、
社会人としてはこのようなコミュニケーションはNGです。
きちんと
(1)「明日〇〇まで買い物に行きたいんだけど送ってくれない?」
(2)「〇〇を失敗してしまったのですが、フォローお願いしても宜しいでしょうか?」
と、相手へ依頼すべきことを伝えなければいけません。
(1)も(2)もどちらも、人によっては「だから何?」と
言われてもおかしくない話し方です。
ところが、「だから何?」と言われると、
自分の話し方が適切でないにも関わらず、
「だから何?」と言った人を
“なんてひどい人!!”などと誤解してしまったりします。
また、言葉が足りない場合であっても
普段コミュニケーションを取っている人は
あなたの人柄や考え方をわかっているので、
理解を示してくれる場合も依存型コミュニケーションの部類に入ります。
それが職場の異動などにより新たな人と関わるようになると、
途端に自分を理解してもらいにくくなります。
それは、日頃のコミュニケーションが依存型だったために
受け手の高い理解度によって成り立っていたものが
受け手が変わったことで成り立たなくなるからです。
であれば、日頃から依存型のコミュニケーションではなく
どんな相手とでもしっかりコミュニケーションが取れる
伝え方を身に付けることが大切です。
“このぐらい言わなくてもわかるでしょう?”
とか
“このぐらいわかってよ~”
と思う場合は、依存型のコミュニケーションを取っている可能性があります。
あなたのコミュニケーション
依存型になっていませんか?