先日のドラマ「グランメゾン東京」では、
「さすが~!」と唸らせられる内容がありました!
料理人キムタクのところで働いていた新人が、
なかなか調理に携わらせてもらえず(当然だと思いますが)、
新しい魚料理で使う「鰆」を勝手にさばいてキムタクに
「こんなものお客様に出せると思っているのか!?」と叱られ、
それに嫌気がさして店を辞め、ライバル店にレシピを渡してしまいます。
(すごい大雑把なあらすじで失礼します。)
そこから更にイロイロもろもろあって、
なぜ新人くんがおろした「鰆」がお客様に出せないのか
本人が実際に食べて実感し、
新人くんはライバルにレシピを渡してしまったことを
土下座して謝ります。
その後のセリフが素晴らしかった!
「たとえレシピがあっても、おいしい料理が作れるとは限らない!
俺たち料理人はレシピを盗まれたりしたぐらい
どうってことないんだよ!
同じ料理を作れないって知ってるから!!」
というような意味合いのことを言ったのです!
なので、その新人くんがレシピをライバルに渡したことを
一言も責めなかったのです。
そして、再度そのお店で働けるようになったのは
私が経産省のプロジェクト「ドリームゲート」の
東北エリアのリーダーをやっているときに、
そのプロジェクトリーダーである吉田雅紀さんが
話されたことが甦りました。
吉田さんはご自分のコンテンツをいろいろ公開されていて、
「そんなに公開していいのですか?」と質問した時に
「公開しても大丈夫だよ!
いくらコンテンツがあったとしても、
同じように上手くできるはずはないとわかっているから!!」
と仰ったのです。
ともすると、自分のコンテンツを公表して
真似されたらイヤだ!とか
盗まれたらイヤだと思うこともあります。
ですが、吉田さんからこの話を伺ってから、
私もブログなどでずいぶんオープンにしてきました。
ときには受講生の方から、
こんなに公開しちゃっていいんですか?
と心配されたこともありました。
そして、実際真似されたこともありました。(;^ω^)
でも、上手くいかなくて、大変だった!なんてお話も聞いています。
特に私はとても簡単そうに話すのが得意なので、
見てると簡単そうですぐにまねするとできるように
見えてしまうらしいです。
ですが、実際やってみるとそんな簡単ではなくて
大変なことになったりするようです。
最近また新しいHPに
アイスブレイクやコンテンツを書き綴っていますが、
そんなタイミングでこのグランメゾンの料理人のセリフを聞いて、
スカッ!と納得!!したのでした。
お料理はレシピ通りに作って誰も上手にできるなら、
ですが実際はそのときの食材の味も季節によって変わりますし、
火を入れる際の温度、時間、タイミングでも
出来上がりには大きな差が出ますものね。
同じコンテンツを扱っても、
講師によって学びが深まったり浅かったりするのですよね♪