極和ファシリテーションの講座は、ときどきお母さんと一緒に
小学生や中学生のお子さんが参加されることがあります。
参加の条件として、例えお母さんと一緒でも
お母さんの付属品やオマケではなく、
お母さんや他の大人の方と同じく「一人」として接することへの了解を頂きます。
ファシリテーションの講座では、
受講されている方とのやりとりがありますが、
そのときにも「感想は?」とか「どうしたら良いと思いますか?」という質問にも
答えて頂きます♪
小中学生の感覚は素晴らしく、
大人の方が彼ら彼女たちに学ぶことが多いこともあります。
変な先入観を持たずにまっすぐ素直に受け取ってくれるので
小中学生の方にファシリテーションを学んで頂くのは、
道徳を学んで頂くよりも良いのではないか?と思います。
と言いますのも、私が教わった道徳は“相手のために自分を犠牲にするもの”でした。
自分を犠牲にしてまで尽くしたい相手も居れば、そうでないこともあります。
そして、たまにであればできることも、いつもいつもでは嫌になってしまいます。
また、自分が相手のために犠牲になっていますと
反動で相手に自分の犠牲になることを強いてしまうこともあります。
それでは本末転倒です。
ファシリテーションの基本は、
相手も自分も同じように大切にします。
自分と相手を天井などから同じように観るような
視点を持つことが大事です。
小学校の高学年ぐらいから
そのような自分自身をも含めて客観視することや、
相手と自分を同じように大切にすることを学んでいれば
いじめが減ったり、思いやりの気持ちが育ったり、
人の嫌がることを相手にしないようになっていきます。
このような相手を思う気持ちや
相手と自分を同じように考えるというようなことは、
一朝一夕でできることではありません。
ですが、小中学校の頃からこのような考え方に触れておけば
将来就職活動の際や、就職してからの職場での人間関係に
とても役立ちます。
何しろ新入社員の研修で一番多いのはコミュニケーションの研修のようです。
それだけコミュニケーション力が身に付いていないということです。
ファシリテーション講座を受講された小中学生の皆さんには
・自分は自分でいいんだ!と思えた。
・みんながファシリテーションを学べば世界に戦争はなくなる。
と感想を頂きました。
お子さんにファシリテーション力やコミュニケーション力を付けたいと思ったら
まずはお母様方にもファシリテーションに触れて頂けたらと思います。