とだ*やすこの「いまここ@島本」

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ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

都市計画審議会、傍聴しました!

2018年08月03日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西地区の都市計画に関するタウンミーティング、参加者募集中!

JR島本駅西のまちづくり、農ある風景を遺したい、駅から田んぼのみえるまちに住みたい(若い世代の転入理由)という町民の願いはどうなるのでしょうか。

開発の主体者である土地区画整理事業準備組合において進められている事業計画は、今なお、不透明なまま。事業内容が明かされないまま、都市計画決定がされることに多くの住民が不安と怒りを感じています。

そのようななか、26日、都市計画審議会が開かれました。傍聴24名。受付開始の9時半の時点で傍聴申込を済ませた10名が傍聴しました。

※それ以外の方は、会場外でマイクを通じての傍聴。今回は資料のコピーが会場外傍聴者にも配布されました。これらはみな審議会において、冒頭、会長から委員に諮られ、審議会委員のメンバーで決定されます。

審議会の冒頭、議会選出の議員(注:伊集院議員・自民、塚田議員・維新、岡田議員・公明、東田議員・立民)に、事前に(20日金曜日)資料を提示して説明が行われていたことが都市創造部部長から告げられ、謝罪がありました。

これについては、20日に遅れて、戸田・中田(人びとの新しい歩み)は、23日月曜日、都市計画審議会の資料(=タウンミーティングの資料と内容がほぼ同じ)をもとに詳細な説明を受けました(都市計画課課長・参事より)。

上記4名の議員選出の委員(自民・維新・公明・立憲)への事前説明には、同じ会派に所属する議員が同席(議長・監査を除く)、全員が資料を手にして部長・理事などから説明を受けているらしいとわかったからです。

河野(共産党)議員も23日に説明を受けられたことを確認し、説明を受けた後、すみやかに、戸田・中田・河野三議員で今後の対応を協議しました。

どういうことか説明します。 ↓重要

都市計画審議会の資料が、各審議会委員に郵送される前に、審議会のなかの一部の委員(議会選出の委員にのみ)に渡っていた、なおかつ詳細説明を受けていたということについて。

まず、わたし自身、過去、都市計画審議会審議会委員を務めていますが、事前に説明を受けたことは一度たりともありません。議案、資料を手にしてから、自ら読み込み、自らヒアリングして勉強、考えをまとめていました。

なぜ、今回、議員に事前説明が行われたのか。過去(といっても数年前まで)議案説明などにおいて行われていた差別的な対応と同様、市民派・共産党の議員だけが除外されたのか。議員だけではなく特定の一部の委員にも説明を行っているのではないか。

あるいは今回の都市計画審議会に際して、なにか特別の事情があって(たとえば行政による審議会のコントロール、あるいは3月議会における8議員のボイコット事件の影響など)開発推進派、あるいは容認派のみ事前説明したのではないか、とも考えられました。

フェアではない!断じて許されることではない!ここ数年、少しずつではあっても、こういったことが目に見えて改善されていると実感していただけに、いったいなぜ?!と落胆しました。

河野議員が中心となり、夏季休暇中の職員が多いなか日程を調整。山田町長、議会事務局長(4名の委員との日程調整を行った)、再び、山田町長、都市創造部理事と・次長と面談、事実と経過の確認を行い、質しました。

公平性、公正性を欠く対応が審議会の議論の質とバランスに大きく影響を与え、信頼を損ねる状況となってしまった都市創造部・都市計画課の責任は重いものです。

謝罪だけでは済まない!審議会は中止!たとえ行われてもその内容はすべて無効!という意見もあるなか、当日を迎えました。都市軽計画審議会26日の朝、都市創造部長・理事・次長と戸田・中田・河野三議員が面談しました。

審議会の冒頭、事務局が謝罪することとなり、榊原和彦会長が委員に諮られ審議会の判断に委ねることとなりました。残念ながら審議会委員から特に異議はなく、意見が出されることはありませんでした。

にわかに理解しだたい内容だったということもあるでしょう。しかし、議員選出の委員からも長年委員を務められている方からも意見さえ出ませんでした。これが西側の姿が決められていく審議会のあり方です。

とはいっても、23日の時点で、わたし自身、26日の都市計画審議会を前に内容説明を受けています。結果、事務局より詳細な事前説明を受け、わからない点を質問し、なおかついくつかの指摘を行い意見を述べ、わたしは理解を深めたのです。

さすがにもうお気づきかと思います。審議会委員である4議員は、わたしと同様に事前に説明を受け、理解を深め、26日の審議にのぞんでいます。

20日に説明を受けたということは21、22日と土日を挟んで調査研究、意見徴収が可能です。他の審議会委員には、情報量の少なさに加えて、調べる、考える、尋ねる、まとめる時間の少なさという点でも、実に大きなハンディがあります。

土日が休日の仕事をもつ委員にとっては致命的に不利です。今回は、たまたま「報告」案件でした。しかし、これが「付議」された案件で資料が「議案」であったならば、審議は100%無効でしょう。

長くなりますので、次の記事で、短い間に急ぎ精力的に行った複数のヒアリングから辿り着いたわたし自身の見解、現時点での思いを述べます。 つづく


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夏の聴竹居

香港在住時代のお友だちの希望で
聴竹居(大山崎町)を見学しました
クールチューブの威力を実感!

アサヒビール大山崎山荘・聴竹居
そして待庵と、すべて地域住民の力で
保存保全、そして活用、伝承されています

このことに改めて思いを馳せる一日でした

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議員全員協議会の傍聴&タウンミーティング参加を!

2018年07月29日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西まちづくり、開発計画に関する重要なお知らせ


議員全員協議会
7月31日(火) 14:00~
役場3階 委員会室

8月に行われるタウンミーティングに先がけて議員に説明をするもの

どの議員がどんな発言をするか、議員全員協議会は、議会のことがよくわかります
これを傍聴され、タウンミーティングに参加されることをお勧めします


JR島本駅西開発に関する
島本町都市計画審議会タウンミーティング(計6回)



【要申込み】
8月2日(木曜日)から8月7日(火曜日)まで 先着順
午前9時から午後5時30分まで(土・日曜日を除く)

申込フォームは閉庁時および土・日曜日も受付

広報しまもと8月号にも掲載されます。ご確認ください。

はじめの約30分、山田町長より説明があります。出席者は、町長・副町長・総合政策部長・都市創造部長を予定していると確認しました。


申込制であること、申込み期間が短いこと
お住まいの地域で会場が指定されていることなど
いろいろ思うことはありますが!!
どうかお申込みください(先着順)

8月9日(木)午後2時 広瀬公民館
8月9日(木)午後7時 町営緑地公園住宅集会所(会場定員100名なのに30名程度)
8月11日(土)午後2時 町営緑地公園住宅集会所
※山崎・東大寺・広瀬・若山台・大沢・尺代にお住まいの方

8月10日(金)午後2時 桜井公会堂
8月10日(金)午後7時 メゾン水無瀬集会所
8月11日(土)午後10時 桜井公会堂
※青葉、桜井、桜井台、百山、水無瀬、江川、高浜にお住まいの方

お一人につき1回の参加、各回の定員は30名程度
1月のふれあいセンターでの説明会は約250名の参加と記憶していますので。定員数の設定(合計約180名)には疑問があります。

万一、定員数に達したと言われた場合、地区の指定では日程が合わない場合、地区をまたがっての参加を認めるべきという意見が都市計画審議会で交わされました。一定の配慮をするとのことですので、申し出てください。

桜井公会堂で2回行われますが、果たしてどうないでしょう。近くにふれあいセンターがあるのに、なぜ地権者のみなさんに最も近い桜井公会堂を会場にタウンミーティングを行うのか、理解できません(正直なところ)。

メゾン水無瀬の集会所を会場にするならば、青葉、百山、江川の集合住宅の協力を得ることはできたのではないか、と思えます。町長執行部が行うタウンミーティングとして会場の選択に偏りがあるのは問題。が。しかし、まずはとにかく参加してみてください。

説明内容、資料内容が理解しやすいこと、意見を述べるのに充分な情報が提供されていること、たくさんの方が意見が言えること、議論ができることが大事です。 わたしは、町営緑地公園住宅集会所での参加を予定しています(忘れずに申し込まなければ!)。


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JR島本駅西、駅より少し京都よりに
毎年咲いていたハスの花(2012年撮影)

この白に癒され、日々、闘っていた
いまはもう咲いていないと思います
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JR島本駅西地区の開発、いよいよ進む!?

2018年07月24日 | JR島本駅西まちづくり
みなさん、環境省の熱さ指数を参考に、日中の外出をできるだけ控える、水分をこまめにとる、夜間もクーラーを上手に使うなど熱中症の予防、体調管理に努めてください。

さて、JR島本駅西のまちづくり、開発に向けて計画が進んでいます。いよいよ重要な局面を迎えました。壁のようなマンションが林立して嘆いても後の祭り。

どんなまちに住みたいですか?この町でどんなふうに暮らしたいですか?みなさんの一歩の行動、ひとことの意見が住んでいる町をつくります。それこそが都市のブランド力!というものです。


***【重要】***



島本町都市計画審議会
7月26日(木曜日)午前10時~
役場3階 委員会室

案件:JR島本駅西地区のまちづくりについて(報告)
傍聴定員:10人 (抽選により傍聴者を決定)
※前回、抽選に漏れた方はサロンスペースでマイク放送を聴きました


地区内、一部、駅に近いところで高さ制限が50㍍!壁のようなマンションが、かなり広い範囲で建つ計画内容になっているようです。

今後の流れとしては、8月末予定の都市計画審議会を経て、国・府など関係機関との約一年間の協議を経て、大阪府都市計画決定すなわち、これをもって開発の手続きに入ることになります。

みなさん、7月26日の都市計画審議会、ぜひ傍聴をお願いします
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損害賠償発生って、どういうこと?(2)

2018年04月25日 | JR島本駅西まちづくり
つづき

さて、コメントでいただいた「JR西側地区については今回の開発がなくなっても損害賠償は発生しないと聞いたと思うのですが」というお尋ねの件です。読みやすいように二つの記事に分けました。

まず、業務代行予定者である開発事業者が先行事務費を地権者側に請求しないということ(地権者主体の土地区画整理事業の問題)と、先の記事で述べた「国立景観訴訟」=自治が裁かれる?(自治体の都市計画・地区計画に関連)は、分けて考える必要があります。

業務代行予定者である開発事業者が先行事務費を地権者側に請求しないということについて、以下、戸田が2月定例会議に行った一般質問から一部を抜き出してUPします。

■戸田
土地区画整理事業の資金計画概要について
平成28年8月、準備組合による「(仮称)北部大阪都市計画事業 JR島本駅西土地区画整理事業概要書」において、資金計画の収入は30億5千万円です。

(中略)事務費は2億円と想定されています。JR島本駅東側には、準備組合は事務所を構えておられます。業務代行予定者・株式会社フジタの担当職員の人件費も生じている。測量調査なども実施済みです。

万一、事業が白紙撤回となった場合、これらの先行事務費をどこが負担するかという問題が生じます。平成29年6月15日・準備組合ニュース第2号には、「本組合が設立できず事業を断念する場合は、フジタ・阪急不動産は、それまでの費用を請求しないと約束します。」とあります(第38回理事会決定事項)。

【問】先行事務費については、事業断念により地権者がそれを負担しなければならないリスクはない、という理解で良いですか。

■都市創造部長
当該土地区画整理事業の断念により地権者側が先行事務費を負担するリスクにかかるご質問につきましては、本まちづくりニュースにおいても、本組合が設立できず事業断念する場合は、業務代行予定者として、それまでの費用を地権者側に請求しないという旨の記載をされておりますことから、町といたしましても、議員と同じ認識をいたしているところでございます。


これは地権者のみなさん、すなわち土地区画整理事業準備組合に対して先行事務費を請求しないということ。冒頭に述べたように、自治体が事業者に与えた損害を賠償請求されるのではないか、という話とは別の問題になります。

重要なのは、自治体の定める都市計画・地区計画に基づいて、すなわちルールに則って秩序ある開発が行われるべきであって、土地を売却しようとするものや開発事業者のために都市計画があるのではないということ。ここを間違ってはいけない、とわたしは思います。

「町は事業主等から訴えられたら負け損害賠償ものです」などと流布(ほとんど脅し?)されているとしたら、それはわたしの見解とは異なります。住民を不安に陥れているとしたら残念なことです。

議員としてなすべきことは「事業主等から訴えられるような状況をつくらないこと」です。どのような街区が島本町の未来にとって最もふさわしいのかを住民とともに熟議するプロセスこそが、本来、そういった事態を避けられるとわたしは思います。

お答えになっているとよいのですが。


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京都市内、中心市街地の農家レストラン
ビルの屋上に設けられたガラス越しの農園に
複雑な心境で幼馴染たちと会食したある日
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損害賠償発生って、どういうこと?!

2018年04月25日 | JR島本駅西まちづくり
ブログ記事のUPにはこうみえて結構な時間を要します。常に校正待ちの記事がいっぱいで、それらは時間とともに「没」となっていきます。

次のようなコメントをブログにいただいていますが、コメントでの返信では伝わらないと思い、ついついお返事が遅くなりました。


前代未聞の空白の議会お疲れ様でした。
ところで伊集院議員がご自身のブログ、ネガキャンに負けないvol.3で『町は事業主等から訴えられたら負け損害賠償ものです』と書いてますが、JR西側地区については今回の開発がなくなっても損害賠償は発生しないと聞いたと思うのですが、開発が出来ない=損害賠償発生=町は財政不安に陥る→合併につながる?ということになるのでしょうか?
一町民として不安になったので、伊集院議員の仰ることが正しいのかどうか確認したくコメントしました。■


お尋ねの件、その内容が正しいかどうかを判断することはできかねる、というのが正直なところですが、記事の「損害賠償発生」の部分がやはり気になります。

当該ブログは、今、なにかと話題になっているようで、他にもお尋ねや苦情の声が届いています。一読して事実と異なる点も多く、議会運営上の問題をイデオロギーの問題にすり替えるなどして自分を正当化されている印象。正直、困っています。

ところで、昨今、開発に関わり「自治体が事業者から訴えられる」と懸念されたり、吹聴されたりすることが実はよくあります。忌々しき事態である!とわたしは思います。

おそらくその背景には「国立景観訴訟」があるのでは?と考えます。東京都の国立市で高層マンション建設を巡って複数回争われた一連の裁判。これら複数の裁判はあまりにも複雑で、にわかには理解できない内容になっています。

元市長の上原公子氏の講演に出向いたり、本を読んだりしましたが、正確に説明できる自信はありません。重要なキーワードはふたつ「景観」と「住民自治」。今回は後者の話になります。

国立市が補正予算を計上してマンション事業者に損害賠償金及び遅延損害金として3123万9726円を支払ったという事実はありますが、同額が国立市に寄付され、事実上返還されています。

訴訟の目的は金銭ではなく事業の正当性を明らかにすることだったため、寄付は教育、福祉の施策に充ててほしいというのが事業者側の説明だったそうです。

その後、国立市民4人が、事業者に支払った損害賠償金と同額を、国立市が上原公子元市長個人に対して請求するよう住民訴訟を起こしました

ここから先、おそらく政治的にでしょう、非常に複雑な展開になっていきます。最終的に東京高裁は、市の請求を認めなかった一審判決を取り消し、事業者側の寄付は損害の補填に当たらないとして上原元市長に全額の支払いを命じたそうです(驚きと怒り)。

上原元市長は最高裁に上告するも2016年12月15日棄却され敗訴が確定。しかしながら2017年11月21日、約5000人の支援による第三者弁済により、延滞金を含む総額約4500万円は完済されています。 ※日付・数字はインターネットから引用したもの

くにたち上原景観基金一万人の会

上原氏を多くの弁護士が支え、「わたしも上原公子」と全国の市民が立ち上がり、上原氏に一円の支払いもさせることなく、全額、市民のカンパで払い終えました。選挙で選ばれた首長の「政策決定」「住民自治」を守り抜いたのです。

「主権者は市民」であることを国立市民と全国の「上原公子」が明らかにしました。

つづく


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水上隣保館・桜バザーの日の椎尾神社
雨あがりの新緑は格別です
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このままで?JR島本駅西地区の都市計画

2018年04月17日 | JR島本駅西まちづくり
平成30年島本町議会2月定例会議
JR島本駅西地区の都市計画手続きについて、総務建設水道委員会で、とだ*やすこが行なった質疑をお知らせします。


都市計画総務委託料417万6,000円について
戸田
第2種住居地域の場合は、病院、ホテル、学校、マンションなどを建てることが可能。これらについて絶対高さの制限については町にその権限があるという理解でよいですか。

都市計画課主査
高さ制限の権限について、ご指摘のとおりです

戸田
島本町の都市計画決定、用途地域や地区計画に基づいた土地区画整理事業を行っていただくという理解でよいですか

都市計画課主査
町により用途地域・地区計画等といった都市計画の決定を行い、これらの都市計画に基づき土地区画整理事業を行っていただくこととなる

戸田
島本町の都市計画に基づいて開発を行っていただくということ、それは決して地権者の皆さんの権利を制限するものではないという考え方でよろしいですか

都市計画課主査
都市計画法に基づいて都市計画決定を行うため、都市計画のさまざまな規定に基づいてまちづくりを実施されるという認識

事業の実現性等も勘案しながら、建築物のルールとして制限を設定するもの。地権者の方の権利を制限するものではないと認識。都市計画の設定に際しては、JR島本駅西土地区画整備準備組合と協議を行ってまいりたいと考えいる

戸田
島本町の都市計画に基づいて開発がなされること、この都市計画決定に住民が意見を述べることは都市計画法でも保障されているということ、この2つのことが非常に重要



都市計画手続のスケジュールについて
戸田
今後の予定としては、平成30年度末、すなわち31年2月の府の都市計画審議会での審議を目指すとのことでしたが、都市計画手続については4月以降どのようなスケジュールになりますか

都市計画課長
来年2月に開催予定の大阪府都市計画審議会への付議を目指すとなると、今年度末ごろには区域区分の素案を大阪府に提出する必要がある

その後、大阪府が関係機関との協議を行った後に、夏ごろには都市計画の公聴会の開催に合わせ、町として区域区分とその関連する都市計画原案を固めておく必要がある

その後、説明会や公聴会を経た後で、年末ごろに都市計画法に基づく案の縦覧と意見の募集の手続を行い、来年1月ごろの島本町都市計画審議会への付議を経て、大阪府の都市計画審議会で付議されることとなる

戸田
区域区分変更に必要な素案を、仮に4月に提出することになった場合でも夏ごろまでには地区計画など町決定分の案を固めておかなければならないということか、確認します

都市計画課長
原案としてではあるが、おおむね固めておく必要あるものと考えている

戸田
1月19日の住民説明会では、地区計画の具体的な内容が示されていません【←ここ重要!】。現在の状況はどうですか。

都市計画課長
地区計画につきましては、用途地域より細かな制限というものを設定させていただくということで、内容によっては地権者の土地利用によって、それに影響が及ぶ可能性があることから、地権者との合意形成が一定必要であると考えている。その地区計画の具体的な内容については現在検討中

戸田
現状で具体的な内容を検討中であるならば、夏ごろに原案を完成することはできないと思いますがいかがか

都市計画課長
来年2月の開催予定の大阪府都市計画審議会に向けたスケジュールについては、今後、準備組合の皆さんと事業の進捗状況に応じて改めて協議させていただきたいと考えている

戸田委員
本来であれば、区域区分の素案と関連する都市計画については同時進行的に議論する必要があると思う。地区計画等がいまだ検討中ということであれば、29年度末に区域区分のみ先に提出するのは望ましくないのではありませんか。【←ここ重要】

都市創造部長
平成29年度末に開催予定の都市計画審議会で、現在の進捗状況等を含めて説明をさせていただきたいと考えている。

その際、いただきますご意見や、今後、準備組合との協議結果を踏まえて対応してまいりたいと考えているが、本地区のまちづくりを進めていくという基本的な方針に関しては変更はない。


戸田
では、町長にお尋ねします。都市計画手続に入る前に、再度、住民の皆さんとの対話、語らいの場を持っていただきたいと思いますがいかがですか。

山田町長
先の本会議でも申し上げてますとおり、住民説明会また公聴会などの機会以外にも別途設けさせていただきたいと考えている。手法については決定次第、お示しさせていただく。

その際、私といたしましては、やはり私自身が中心になって住民の皆様にわかりやすく丁寧にご説明をしていきたいというふうに思っている。その中で多くの方にご理解をいただきながらまちづくりを進めていきたいと考えている


戸田
このような状態では年度末の申請は厳しい。恐らくできないと思う。地区計画の内容を確定した上で都市計画手続に入るべきであり、そのためには住民との対話の場、語らいの場を改めて設けるなど慎重に丁寧に進めるべきであると申し上げ、この件については質問を終わります。


以上。その後、3月26日に行われた島本町都市計画審議会※では、公募委員から素朴で的を射た質問(計画原案と検討案、これらの文言についてその熟度の説明を求める質問であったと思う)が投げかけられ、会議の流れが変わりました(場外傍聴をした戸田の印象)。

学識経験のある審議会委員の助言的な発言もあったりで、「事業の計画の熟度が高まった段階で、再度、島本町都市計画審議会にてお示しいただきたい」というような会長の発言もありました(戸田のメモによる)。

当初のスケジュール通りに進めるのは厳しくなっているといわざるをえません。これまでスケジュールばかりが示され、強調され、事業内容は未確定あるいは地権者による組合施工であるとして公表されてきませんでした。(←ここ問題)

島本町都市計画審議会の翌日27日本会議場において、町長の施政方針を「信じていたのに信用できない」「このままでは予算に賛成しかねる」という理由で離席退席(事実上、8人の議員のボイコット)を「態度表明」と称して(伊集院議員)、長時間、議会が成り立たない事態となりました。

しかし、それは筋が違う!とわたしは言いたいのです。仮に当初の予定よりも都市計画のスケジュールが遅れたとしても、それは事業の内容が定まっていないことによるものであって、山田町長や都市創造部の方針変更によるものではない。そういうことになるのではないでしょうか。

※島本町都市計画審議会の会議録はHPで追って公開されます


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八百屋さんのフルーツパフェ
ある寒い日に、京都でひと息
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JR島本駅西の都市計画、重要局面に

2018年03月24日 | JR島本駅西まちづくり
27日月曜日、JR島本駅西地区における都市計画について都市計画審議会が開かれます。JR島本駅西地区のまちづくりは、いよいよ、たいへん重要な局面を迎えています。傍聴をお願いします。


平成29年度第1回島本町都市計画審議会
平成30年3月26日(月曜日) 午前10時00分 
島本町役場 3階 委員会室

JR島本駅西地区における今後の流れ 
JR島本駅西土地区画整理準備組合では、平成29年1月に業務代行予定者を決定され、現在まちづくりの検討を進められています。

今後、大阪府、町により必要な都市計画の手続き、決定を経て、土地区画整理組合の設立(法人化)を行い府より事業認可を受け、土地区画整理事業が実施されるというスケジュール。

当地区のまちづくりのこれまでの経緯と今後の流れ

以下、少し専門的になりますが。。。町は、平成30年度末、31年2月の大阪府の都市計画審議会での審議をめざすとしています。

それには、平成29年度末には大阪府に区域区分の変更に係る資料を提出、申請する必要があるとのこと(実質、これは間に合わないので4月以降に行うことになる)。

この流れでいくと、初夏になると思われる都市計画の公聴会の開催に合わせて、都市計画の原案を固めておく必要があります。その後、住民説明会、公聴会、年末ごろに都市計画法に基づく案の縦覧と意見募集が行われることになります。

そうして平成31年1月頃、すなわち平成30年度末、島本町都市計画審議会、大阪府都市計画審議会での審議を経て、当該地を市街化区域に編入するというスケジュールです。

すなわち、このままいくと平成30年度末には、開発に着手することができる都市計画の条件が整うということになってしまいます。

けれども、土地区画整理事業(組合施工:地権者で構成)の具体的な内容は、今はまだ未確定であるという理由で公表されていません。1月19日の住民説明会では、地区計画の具体的な内容は示されていませんでした。

町が当該地区のあり方について定める地区計画は、地権者の土地利用の内容(権利)に大きく関わるもので、地権者の合意形成が重要(一定必要)です。今はまだ検討の段階、すなわち地区計画の内容は定まっていません。

これまで、大阪府決定の区域区分(線引き)見直しと島本町決定の用途地域、地区計画等の都市計画手続については、相互に関連していて、同時進行で行うものと担当課より説明を受けていました。

地区計画に係る事業内容が未成熟で、いまなお検討中ということであれば、当初の予定であった平成29年度末、あるいは平成30年度の早い段階での区域区分変更の申請手続きは、物理的に厳しいことになります。

市街化区域編入のみ先行して都市計画の手続きを進めるするのは望ましくありません。

27日月曜日の都市計画審議会で、このあたりがどのように説明され、どういう議論が行われるのかが注目されます。なににもまして、駅前のあり方に意見を提出された方(144人)の思いは、審議会委員に届くでしょうか(意見はとりまとめて資料として提供されます)。


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春隣、3月のある日
まちづくりを学ぶ仲間と
日本酒探訪会でまち歩き(交野市)

まちと交通を考えるとき
鉄道駅のあり方は町の重要な政策課題
まちづくりの主役は住民です


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JR島本駅西、都市計画審議会が開かれます

2018年03月19日 | JR島本駅西まちづくり
春隣。卒園児、卒業生のみなさん、保護者のみなさん、おめでとうございます。寒かったり、暑かったり、気まぐれな気温の変化と花粉や黄砂、PM2.5の飛散で、なかなか辛い季節でもあります。体調に気をつけて新学期、新学年、新年度を迎えたいですね。


都市計画審議会のお知らせと傍聴のお願い

平成29年度第1回島本町都市計画審議会
平成30年3月26日(月曜日) 午前10時00分 
島本町役場 3階 委員会室

会議の議題
1. 会長及び職務代理の選出について
2. JR島本駅西地区における都市計画について
3. その他

傍聴定員 10人
傍聴の受付開始時に傍聴の希望者が傍聴定員を超えたときには、抽選により傍聴者が決定されます
追記:傍聴席数に一定の配慮をする、ロビーで聴取できるようにするなどの対応については審議会に諮って決定される予定


傍聴手続き
傍聴の受付は、会議の入口において会議の開催時刻の30分前から先着順に行います。傍聴希望者は傍聴希望者受付簿に氏名・住所を記入。

会議開始後の傍聴は、原則として認められません。定員は10名と決まっていますが、希望者が多い場合は席数に一定の配慮をと求めています。また、審議の内容はロビーでマイクで聴くことができます(追記:これについては審議会に諮って検討される予定とのこと)。防寒の心づもりを。みなさんの思いを行動に!


お問合わせ先
都市創造部 都市計画課(役場2階)
電話075-962-0360・ファックス075-961-6298 

JR島本駅西地区の都市計画に係る意見募集には144名からの住民意見が寄せられています。その多く(ほとんどといってもよい:情報公開請求により確認)が開発に反対する意見でした。

これらの意見書は、都市計画課がとりまとめ(事務作業等は都市整備推進センターに委託)町の意見を添えて、この都市計画審議会に参考資料として提供されます。

意見書を出された方も、そうでない方も、26日の都市計画審議会をぜひ傍聴してください。これまでも多く駅西の農地保全の意見が出されてきました。けれども現在の都市計画マスタープランには反映されていません。

駅前の開発に反対するわけではないけれど、一連の進め方には納得できません、という方も少なくありません。みなさんの声、みなさんの一歩、傍聴をお願いします。

※平成28年1月18日の都市計画審議会 会議録はこちらから
とだ*やすこは、議会選出の委員として審議に加わり、府のスケジュール(5年毎)を待たずにいつでも市街化区域に編入できる保留区域への申請に反対しました(反対一名)



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黒ヤギさんと白ヤギさん
食べてしまったお手紙は
結局、どうなったのでしょう

美しく簡素な日本語の童謡は
昨今、あまり歌われないようで
時代を感じます

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JR島本駅西・都市計画、初の住民説明会

2018年02月05日 | JR島本駅西まちづくり
去る1月19日、住民対象の説明会がふれあいセンター・ケリヤホールで開かれました。夜の開催にも係らず満席。会場からは、なぜここまで決まってから説明するの?!説明会は継続して!!と言う声が多く寄せられました。


29日に締め切られた意見募集には約160件の意見が寄せられたそうです。今回の説明会は、法的に必ず必要な手続きかというとそうではありませんが、これまでの経過を振り返ると、継続して開かれるべきものと強く思います。

住民には、開発によってどのような街区になるのかまったく予測ができません。土地区画整理事業という公共的手法で開発する計画が既にあるのですから、その事業内容の概要が説明されるのは当然です。

残念ながら、説明会では、都市計画とはなにかという内容に多くの時間が割かれました(8年前にも公表できた内容)。質疑応答の時間も充分ではありませんでした。

発言したいと挙手される方が後を絶たず、再度の説明会を求める声、農地保全を求める声が続きました。終了後も半数近くの方(100名以上かと)が席を立たれませんでした。

持ち帰って判断したい(=最終的には町長判断を仰ぐことになる)と何度も頭を下げる都市創造部長。他の職員も自ら席を立って退散することはありませんでした。

帰らない姿勢で留まる参加者。なかには職員を強い言葉で責めたてる人もあるなか、参加者の中から「今日はここで一旦終わりにして、次回につなげましょう」というような声があがったことはよかったと、わたしは思います。

まだまだ発言したい方が多く、再度の説明会を求める声が多かったことを真摯に受け止め、次の意見交換会につなげていただきたい。このままで次のステップに進めば、行政と住民、地権者と住民の対立を生み、おそらくその溝が埋まることはないでしょう。


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とだ*やすこの議会活動報告
いまここ*島本27号を配布中

今回、都市農地の重要性について
農地の多機能性について書きました


JR島本駅西については
8年間、さまざまな声をいただいてきました

あの情景を残してくださいという声が
先日の説明会で、町に直に届きました

コメント (4)
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JR島本駅西地区について、意見募集! 

2018年01月26日 | JR島本駅西まちづくり
去る1月19日、住民対象の説明会がふれあいセンター・ケリヤホールで開かれました。寒い季節、夜の開催にも係らず、席が足りないほどの参加がありました(250名くらいかと)。

土地区画整理事業は公共事業。地権者のみなさんの土地利用と資産運用の意向を重視するのが当然であるのと同じように、広く住民の意向が反映される必要があります。

会場からは、多く「なぜここまで決まってしまうまで説明しないのか」「農地を保全してほしい」という発言がありました。質疑応答の時間が40分ほどしかなかったこともあり、閉会後も説明会の継続を求める声が止みませんでした。

29日(月)まで!
■JR島本駅西地区における都市計画概略案に係る意見募集 

島本町は、JR島本駅西地区の市街化区域編入に係る都市計画素案を作成するにあたり住民からの「参考意見」を募集しています。
多くの声が寄せられ、まちづくりに反映されることを願います。

•募集期間 平成30年1月16日(火曜日)から平成30年1月29日(月曜日)(郵送の場合は1月29日必着)
•資料の閲覧場所  1階文化・情報コーナー、町ホームページ
※資料をみなくても、JR島本駅西地区のまちづくりへの思い、町の都市計画としてのありかたなど、ご意見をお寄せいただけます。

•応募方法
住所・氏名を明記
1月29日(月曜日)までに都市計画課までお持ちいただく
郵送(29日必着ですので厳しい)
ファックス
町ホームページの意見フォームにより提出(記入様式は自由)

お問合わせ先:都市創造部 都市計画課(役場2階)
電話075-962-0360・ファックス075-961-6298 

(お持ちいただく場合)
•都市計画課までお持ちください
•受け付けは、土・日曜日、祝日を除く午前9時から午後5時30分まで
(ファックス)
•ファックス番号075-961-6298

お寄せいただいたご意見に対して、町は個別の回答は行いません。ご意見とご意見に対する町の考えかたを後日まとめて公表します。また、住所・氏名の明記がない場合、ご意見としての受付けはされませんのでご注意ください。



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仁和寺・御殿から北庭を撮る
皇室ゆかりの門跡寺院で水無瀬殿を想う

水無瀬離宮での祈祷のための建物詳細図が
仁和寺に遺っているそうです

島本駅西、桜井周辺は
水無瀬離宮研究に欠かせない
重要な風致地区と考えられます
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