公開された(仮称)JR島本駅西土地区画整理事業道路計画基本方針(案)「歩行者に優しい街づくり」によると、島本駅から高槻市方面へ、第三小学校を挟んだ緑道の整備計画が示されています。
この緑道は、当該開発計画にとっては極めて重要です。第3小学校から高槻寄りの桜井西地区に整備しようとする住宅街へのアクセス道路がなければ、開発事業プランとしては価値が低下してしまうからです。
ところがこの緑道、第3小学校のプールの敷地を通っています。プールを移設して建替える必要が生じます。土地区画整理という事業の性質上、「換地」「清算」などたいへん複雑な問題が生じます。※詳細な説明については別の機会に
いずれにしても第3小学校に第4保育所を移設する計画を断念したばかりの教育委員会として、新たに困難な課題に直面したことになります。
現在、第3小学校は耐震化の大規模工事を行っていますが、老朽化(雨漏りが悲惨)した学校が残る面的整備とはなんなのか!という怒りにも似た疑問が、わたしにはずっとありました。
仮に、島本町が透明性のある進め方によって、計画段階から住民意見を真摯に聞き取り、向き合っていたならば、第三小学校と第四保育所の一体的な整備を当該地の開発プランの中に組み入れ、未来に希望が持てる抜本的な施設整備を行うことができたのではないか、という思いもある。
12月の一般質問「JR島本駅西地区まちづくりを問う~公共施設の課題とともに~」で、この思いを質問にしました。教育委員会の答弁(説明)は次のようなものでした。
JR島本駅西地区のまちづくりは短期間で進められる事業ではないとの認識に立ち、学校施設の耐震化に加え、待機児童問題への対応が大きな課題となっていたこと。仮に一体的なまちづくりとして進めていた場合、第三小学校の耐震化への着手はもとより、待機児童対策についても具体的な方策を示せなかったこと。
都市創造部からは、第四保育所を含む「第三小学校整備基本構想」の策定に向けた議論を行っていた平成26年度から27年度のJR島本駅西土地区画整理事業は、同準備組合と事業協力者(開発事業者)との問題解決を優先的に行っていた時期であること。
よって積極的に住民意見を得る段階、状況ではなかったという内容の答弁がありました。いずれもまさにその通りであって、わたし自身、理想と現実は必ずしも一致しないことは理解しています。
けれども、新たな事業者を選定されて後、今に至るまで、まちづくりの事業計画案についての情報が庁内でさえも共有されてないとしたら、、、保育・教育の環境整備計画やビジョンが描けるわけがありません。
一方、第3小学校が区域内にある限り、島本町教育委員会も区画整理事業の一員。「面的整備による一体的なまちづくり」と繰り返し言われてきたにもかかわらず、第3小学校の課題は解決されないままです。これはおかしい。
個々の重要な政策課題に別々に向き合い、課題解決に至る貴重な機会を見失っています。「一体的なまちづくり」は、はたして誰のためのものでしょう?住民のためのものになっているでしょうか。
町の重要な施策とあわせて駅周辺のあり方を考えることがどれほど重要かを、今、改めて三小の問題で痛感しています。みなさんのお知恵をお貸しください。ご意見をお寄せ下さい。
この緑道は、当該開発計画にとっては極めて重要です。第3小学校から高槻寄りの桜井西地区に整備しようとする住宅街へのアクセス道路がなければ、開発事業プランとしては価値が低下してしまうからです。
ところがこの緑道、第3小学校のプールの敷地を通っています。プールを移設して建替える必要が生じます。土地区画整理という事業の性質上、「換地」「清算」などたいへん複雑な問題が生じます。※詳細な説明については別の機会に
いずれにしても第3小学校に第4保育所を移設する計画を断念したばかりの教育委員会として、新たに困難な課題に直面したことになります。
現在、第3小学校は耐震化の大規模工事を行っていますが、老朽化(雨漏りが悲惨)した学校が残る面的整備とはなんなのか!という怒りにも似た疑問が、わたしにはずっとありました。
仮に、島本町が透明性のある進め方によって、計画段階から住民意見を真摯に聞き取り、向き合っていたならば、第三小学校と第四保育所の一体的な整備を当該地の開発プランの中に組み入れ、未来に希望が持てる抜本的な施設整備を行うことができたのではないか、という思いもある。
12月の一般質問「JR島本駅西地区まちづくりを問う~公共施設の課題とともに~」で、この思いを質問にしました。教育委員会の答弁(説明)は次のようなものでした。
JR島本駅西地区のまちづくりは短期間で進められる事業ではないとの認識に立ち、学校施設の耐震化に加え、待機児童問題への対応が大きな課題となっていたこと。仮に一体的なまちづくりとして進めていた場合、第三小学校の耐震化への着手はもとより、待機児童対策についても具体的な方策を示せなかったこと。
都市創造部からは、第四保育所を含む「第三小学校整備基本構想」の策定に向けた議論を行っていた平成26年度から27年度のJR島本駅西土地区画整理事業は、同準備組合と事業協力者(開発事業者)との問題解決を優先的に行っていた時期であること。
よって積極的に住民意見を得る段階、状況ではなかったという内容の答弁がありました。いずれもまさにその通りであって、わたし自身、理想と現実は必ずしも一致しないことは理解しています。
けれども、新たな事業者を選定されて後、今に至るまで、まちづくりの事業計画案についての情報が庁内でさえも共有されてないとしたら、、、保育・教育の環境整備計画やビジョンが描けるわけがありません。
一方、第3小学校が区域内にある限り、島本町教育委員会も区画整理事業の一員。「面的整備による一体的なまちづくり」と繰り返し言われてきたにもかかわらず、第3小学校の課題は解決されないままです。これはおかしい。
個々の重要な政策課題に別々に向き合い、課題解決に至る貴重な機会を見失っています。「一体的なまちづくり」は、はたして誰のためのものでしょう?住民のためのものになっているでしょうか。
町の重要な施策とあわせて駅周辺のあり方を考えることがどれほど重要かを、今、改めて三小の問題で痛感しています。みなさんのお知恵をお貸しください。ご意見をお寄せ下さい。