昨日ふれあいセンターで開催された「辻元清美の永田町航海記」、去る14日に高槻市現代劇場で行われたセミナーの基調講演「交通基本法から考える利用者本位の移動について」と、国土交通大臣・辻元清美さんのお話を聴く機会がありました。
基調講演は「2010福祉有償運送セミナー・誰もが自由に移動できる地域社会を目指して~生活者としての高齢者・障がい者の移動問題を考える~」(主催:NPO法人全国移動サービスネットワーク)の第1部で、第2部は有識者(大阪大学大学院など)からの問題提起でした。
航海記において辻元さん自身が「嬉しかったこと」として紹介されましたが、会場には国土交通省政策担当の官僚、近畿を統括する局長と複数の若手職員が来場。いづれも副大臣辻元さんの紹介により壇上でマイクを握られましたが、とても誠実な印象でした。動員ではなく自主的に来られたとのことでした。
業界の関係者主催の集会に参加されることはあっても、交通を利用する当事者の集会、特に車椅子の利用者が「移動の権利」を求めて参加する集会に官僚が同席するようなことはなかったでしょう。政権交代、辻元さんの副大臣就任による画期的な変化と受け止め、実は会場にいたわたしも胸が熱くなりました。
「官僚主導から政治主導の政治に」と言われていますが、わたしは違和感をもっています。利益誘導、業界密着、利権、票田、党利再優先・・・実は政治家のあり方こそが問題だったと思っています。辻元さんも「官僚の多くは非常に優秀。求めたデーターを翌日に提出する能力がある方です」というような表現をされました。
島本町も若手職員の中に将来優秀な管理職になる人材が埋もれていると信じています。議員としての力をつけて再選を果たし(気がはやい話で恐縮です)、職員と丁々発止、ともによい仕事ができる自分になるよう力をつけたい。それは幻想にすぎない甘さだと指摘されるかもしれませんが、自分自身はそうありたい。
国土交通省が進めている「交通基本法」制定は、「地域密着コミュニティバス」の運行を後押しする法律になると期待しています。わたしは車を運転しませんので(いわゆる「交通弱者」とうことになりますね、実に嫌な言葉です)、団塊世代が車を運転しなくなるであろう10年、15年先の社会がどうあるべきか、おおよそイメージできます。
たとえて言えば、10円、20円高くても、歩いて行ける豆腐屋さんで少量の美味しいお豆腐が買える生活。電話一本でお米が配達してもらえる。良質の味噌と醤油、日本茶や珈琲が美味しい水が守られ、町内に「かかりつけ医」がある暮らし。道で挨拶を交わせる知人がいる、地域のつながりがある社会。それが「地域の豊かさ」であると確信しています。
トルコ共和国を旅して利用した「ドルムッシュ」(詰め込むという意味の完了形。マイクロバスやアメリカ中古車を利用した乗り合い車両)、香港で住んで日常的に使っていた16人乗りのミニバス(公営と私営がある)を思い出し、島本町にこういったタイプの市民の足があれば百人力!と考え続けています。
「福祉バスから福祉を含めた地域振興バスへ!」家族は「月を槍で突くようなことばかり考えている。でも諦めないことが成功への第一歩。言い続けていたら、やがて槍が伸びてゆくこともある」と笑います。指摘は正しく、政策提案などとは程遠い地方自治体政治家の実態のなかに自分がいます。
経済が好調のときには「牌の奪いあい」、利益誘導の政治が成立し行政に顔が利く議員が活躍(暗躍?)しました。これから当分は「痛みの分配」になります。政権交代によりすべてが即決するように考え、マニフェストに反する!と新しい連立政権を批判するのではなく、じっくり構えて厳しく見守る姿勢が有権者に求められます。
一票の権利をもたずに植民地で生活し、それが子育てと重なり、政治が暮らしそのものであることに気づいた者として、常にそういう視点で議員活動をします。「視野は大きく、行動は足元から」。島本町の地域をつなぐ「ふれあいコミュニティバス」について考えを深めます。
基調講演は「2010福祉有償運送セミナー・誰もが自由に移動できる地域社会を目指して~生活者としての高齢者・障がい者の移動問題を考える~」(主催:NPO法人全国移動サービスネットワーク)の第1部で、第2部は有識者(大阪大学大学院など)からの問題提起でした。
航海記において辻元さん自身が「嬉しかったこと」として紹介されましたが、会場には国土交通省政策担当の官僚、近畿を統括する局長と複数の若手職員が来場。いづれも副大臣辻元さんの紹介により壇上でマイクを握られましたが、とても誠実な印象でした。動員ではなく自主的に来られたとのことでした。
業界の関係者主催の集会に参加されることはあっても、交通を利用する当事者の集会、特に車椅子の利用者が「移動の権利」を求めて参加する集会に官僚が同席するようなことはなかったでしょう。政権交代、辻元さんの副大臣就任による画期的な変化と受け止め、実は会場にいたわたしも胸が熱くなりました。
「官僚主導から政治主導の政治に」と言われていますが、わたしは違和感をもっています。利益誘導、業界密着、利権、票田、党利再優先・・・実は政治家のあり方こそが問題だったと思っています。辻元さんも「官僚の多くは非常に優秀。求めたデーターを翌日に提出する能力がある方です」というような表現をされました。
島本町も若手職員の中に将来優秀な管理職になる人材が埋もれていると信じています。議員としての力をつけて再選を果たし(気がはやい話で恐縮です)、職員と丁々発止、ともによい仕事ができる自分になるよう力をつけたい。それは幻想にすぎない甘さだと指摘されるかもしれませんが、自分自身はそうありたい。
国土交通省が進めている「交通基本法」制定は、「地域密着コミュニティバス」の運行を後押しする法律になると期待しています。わたしは車を運転しませんので(いわゆる「交通弱者」とうことになりますね、実に嫌な言葉です)、団塊世代が車を運転しなくなるであろう10年、15年先の社会がどうあるべきか、おおよそイメージできます。
たとえて言えば、10円、20円高くても、歩いて行ける豆腐屋さんで少量の美味しいお豆腐が買える生活。電話一本でお米が配達してもらえる。良質の味噌と醤油、日本茶や珈琲が美味しい水が守られ、町内に「かかりつけ医」がある暮らし。道で挨拶を交わせる知人がいる、地域のつながりがある社会。それが「地域の豊かさ」であると確信しています。
トルコ共和国を旅して利用した「ドルムッシュ」(詰め込むという意味の完了形。マイクロバスやアメリカ中古車を利用した乗り合い車両)、香港で住んで日常的に使っていた16人乗りのミニバス(公営と私営がある)を思い出し、島本町にこういったタイプの市民の足があれば百人力!と考え続けています。
「福祉バスから福祉を含めた地域振興バスへ!」家族は「月を槍で突くようなことばかり考えている。でも諦めないことが成功への第一歩。言い続けていたら、やがて槍が伸びてゆくこともある」と笑います。指摘は正しく、政策提案などとは程遠い地方自治体政治家の実態のなかに自分がいます。
経済が好調のときには「牌の奪いあい」、利益誘導の政治が成立し行政に顔が利く議員が活躍(暗躍?)しました。これから当分は「痛みの分配」になります。政権交代によりすべてが即決するように考え、マニフェストに反する!と新しい連立政権を批判するのではなく、じっくり構えて厳しく見守る姿勢が有権者に求められます。
一票の権利をもたずに植民地で生活し、それが子育てと重なり、政治が暮らしそのものであることに気づいた者として、常にそういう視点で議員活動をします。「視野は大きく、行動は足元から」。島本町の地域をつなぐ「ふれあいコミュニティバス」について考えを深めます。