午前中、JR島本駅東側の桜井ノ駅跡にて、ふるさと島本案内ボランティアの会の行う定点案内を担当しました。今日から、会が新調した「幟(のぼり)を立てての案内になると聞いていましたが幟はなく、ちょっとがっかりしました。
ふらりと訪れる方々へのお声かけのタイミングは意外と難しく、幟があることで少なくとも「見ず知らずの人に声をかけられる怪しさ、不快さ」を払拭することができると期待していましたが、なにか事情があって、手違いでしょうか、幟を立てることができなかったとのこと。残念です。
2時間半、芯から冷える寒さながらも楽しい時間。「長岡京市から西国街道を西へ、目的地を定めず歩いてみることにしました」というご夫妻とお話する機会を得て、桜井ノ駅跡のことを知っていただくことができました。
さて、駅西側です。平成21年、12月24日、川口町長名で大阪府橋本知事宛に「北部大阪都市計画(島本町)区域区分の変更について」、1)区域区分変更概要書2)区域界説明図3)個別地区調書などで構成されている「素案」を提出しています。
駅前の農空間保全を望む者としては、非常に重要な局面を迎えていると危惧しています。分かりにくい内容になるかと思いますが、以下にまとめてご紹介しますので、関心を寄せていただきたいと思います。
1)区域区分変更概要書
駅の開設により、土地の有するポテンシャルが益々高くなってきている地域、JR島本駅前としての機能が大いに期待される地域であるとして、「今後、当該地区は土地区画整理事業を有力な事業手法として実現化する計画であるため、府の一斉見直し(平成22年度実施予定)の区域区分変更において保留する土地の区域とする必要がある」と明記
2)個別地区調書(保留人口フレーム設定)
「土地区画整理組合」(現在行われている「まちづくり勉強会」の今年度委託分の最終目標は協議会の組織化)を事業主体にして、地区概要(13.7ha)、計画人口(1000人)、事業着手等予定年度(平成24年度)として計画の概要を明記。住所は桜井2、3、4、5丁目。13.7haの内、農地は10.4ha。予定用途は「住居系」。
設定基準として「土地区画整理が実施されることが確実な区域」とされています。編入理由を「今後、当該地区は土地区画整理事業を有力な事業手法として実現化する計画であるため、府の一斉見直し(平成22年度実施予定)の区域区分変更において保留する土地の区域とする必要がある」としています。
同時に示された「事業経緯」は、事業予定期間:平成23年~27年、事業方法「土地区画整理事業」(組合施行)、市街化区域編入は平成24年となっています。
以上は、会派の議員が情報公開請求により入手した資料をもとに、戸田がまとめたものです。具体的、かつ計画的であり、「現在は白紙の状況」「まず地権者のご意向を」と繰り返している町の発言との整合性を欠いています。
4月26日総合計画審議会で「現時点では変更する予定はない。平成27年にあるかないかということです」と町担当が答えていますが、実は前年の12月24日には「保留フレーム」の設定を府に申し出ています。この点、許しがたい。包み隠せると思っていたのでしょうか。
地権者を対象とした勉強会では、このこと=「保留フレーム設定により調整区域編入が5年以内に可能としたこと」を7月31日の「まちづくり勉強会」において口頭でお知らせしたということですが、「素案」の内容までは公表していません。これも問題です。
平成21年12月に申請していたものを、翌年7月になって「勉強会」で地権者に「お知らせ」したのは、8月1日の広報「しまもと」に「都市計画についての公聴会」においての公述希望者を募る広報掲載に対応したものと考えられます。
府の「北部大阪都市計画区域区分の整備、開発及び保全の方針の変更」「北部大阪都市計画区域区分の変更」案を作成するための公聴会〈9月3日)に、公述希望者を募る期日(8月2日~16日)が迫った段階で、保留フレーム申請の事実を公表しました。
保留フレームの設定そのもの、ならびに、そのことを事後報告したことは、地権者に対する信義に背く行為であるとして、この公聴会において「意見」を申し立てておられる関係者がおられ、府のホームページでその公述内容が公表されています。
1月20日(木)2時からの都市計画審議会では、「北部大阪都市計画区域区分の整備、開発及び保全の方針の変更」「北部大阪都市計画区域区分の変更」における「JR島本駅西側農地区の保留フレーム設定」(=平成27年を待たずに市街化区域への区域区分変更が可能になる)が議案になります。
20日の都市計画審議会では、府の公聴会において異議申し立てがあったという事実と、内容を審議会委員が共有したうえで審議されるものと考えますが、過去の経緯をみると必要な資料が提供されるかどうか疑わしいものです。
都市計画審議会には、人びとの新しい歩みからは、澤嶋議員が委員として参加します。みなさん、どうか傍聴をお願いいたします。
画像
昨日の桜井レンゲの里の「どんど」、竹工房の主催です
今日は若山神社でも行われており、山肌に一筋の煙がのぼっていました
ふらりと訪れる方々へのお声かけのタイミングは意外と難しく、幟があることで少なくとも「見ず知らずの人に声をかけられる怪しさ、不快さ」を払拭することができると期待していましたが、なにか事情があって、手違いでしょうか、幟を立てることができなかったとのこと。残念です。
2時間半、芯から冷える寒さながらも楽しい時間。「長岡京市から西国街道を西へ、目的地を定めず歩いてみることにしました」というご夫妻とお話する機会を得て、桜井ノ駅跡のことを知っていただくことができました。
さて、駅西側です。平成21年、12月24日、川口町長名で大阪府橋本知事宛に「北部大阪都市計画(島本町)区域区分の変更について」、1)区域区分変更概要書2)区域界説明図3)個別地区調書などで構成されている「素案」を提出しています。
駅前の農空間保全を望む者としては、非常に重要な局面を迎えていると危惧しています。分かりにくい内容になるかと思いますが、以下にまとめてご紹介しますので、関心を寄せていただきたいと思います。
1)区域区分変更概要書
駅の開設により、土地の有するポテンシャルが益々高くなってきている地域、JR島本駅前としての機能が大いに期待される地域であるとして、「今後、当該地区は土地区画整理事業を有力な事業手法として実現化する計画であるため、府の一斉見直し(平成22年度実施予定)の区域区分変更において保留する土地の区域とする必要がある」と明記
2)個別地区調書(保留人口フレーム設定)
「土地区画整理組合」(現在行われている「まちづくり勉強会」の今年度委託分の最終目標は協議会の組織化)を事業主体にして、地区概要(13.7ha)、計画人口(1000人)、事業着手等予定年度(平成24年度)として計画の概要を明記。住所は桜井2、3、4、5丁目。13.7haの内、農地は10.4ha。予定用途は「住居系」。
設定基準として「土地区画整理が実施されることが確実な区域」とされています。編入理由を「今後、当該地区は土地区画整理事業を有力な事業手法として実現化する計画であるため、府の一斉見直し(平成22年度実施予定)の区域区分変更において保留する土地の区域とする必要がある」としています。
同時に示された「事業経緯」は、事業予定期間:平成23年~27年、事業方法「土地区画整理事業」(組合施行)、市街化区域編入は平成24年となっています。
以上は、会派の議員が情報公開請求により入手した資料をもとに、戸田がまとめたものです。具体的、かつ計画的であり、「現在は白紙の状況」「まず地権者のご意向を」と繰り返している町の発言との整合性を欠いています。
4月26日総合計画審議会で「現時点では変更する予定はない。平成27年にあるかないかということです」と町担当が答えていますが、実は前年の12月24日には「保留フレーム」の設定を府に申し出ています。この点、許しがたい。包み隠せると思っていたのでしょうか。
地権者を対象とした勉強会では、このこと=「保留フレーム設定により調整区域編入が5年以内に可能としたこと」を7月31日の「まちづくり勉強会」において口頭でお知らせしたということですが、「素案」の内容までは公表していません。これも問題です。
平成21年12月に申請していたものを、翌年7月になって「勉強会」で地権者に「お知らせ」したのは、8月1日の広報「しまもと」に「都市計画についての公聴会」においての公述希望者を募る広報掲載に対応したものと考えられます。
府の「北部大阪都市計画区域区分の整備、開発及び保全の方針の変更」「北部大阪都市計画区域区分の変更」案を作成するための公聴会〈9月3日)に、公述希望者を募る期日(8月2日~16日)が迫った段階で、保留フレーム申請の事実を公表しました。
保留フレームの設定そのもの、ならびに、そのことを事後報告したことは、地権者に対する信義に背く行為であるとして、この公聴会において「意見」を申し立てておられる関係者がおられ、府のホームページでその公述内容が公表されています。
1月20日(木)2時からの都市計画審議会では、「北部大阪都市計画区域区分の整備、開発及び保全の方針の変更」「北部大阪都市計画区域区分の変更」における「JR島本駅西側農地区の保留フレーム設定」(=平成27年を待たずに市街化区域への区域区分変更が可能になる)が議案になります。
20日の都市計画審議会では、府の公聴会において異議申し立てがあったという事実と、内容を審議会委員が共有したうえで審議されるものと考えますが、過去の経緯をみると必要な資料が提供されるかどうか疑わしいものです。
都市計画審議会には、人びとの新しい歩みからは、澤嶋議員が委員として参加します。みなさん、どうか傍聴をお願いいたします。
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昨日の桜井レンゲの里の「どんど」、竹工房の主催です
今日は若山神社でも行われており、山肌に一筋の煙がのぼっていました