今朝、議員全員協議会にて、町議会の会議規則に「議員が出産のために出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる」という項目を追加し、女性の政治参加をより具体的に後押しする内容に改正しました。(全国町村議会の標準機即に則るもの)
他にも、傍聴席に入ることができない者とされていた「杖を携帯している者」を削除しました。また、傍聴人の「帽子・外とう、襟巻の類の着用」も認めました。高齢者や障がい者の傍聴を妨げる表現として、本来ならばもっと前に改正する必要がありました。
また、「児童及び乳幼児は、傍聴席に入ることができない。ただし、議長の許可を得た場合は、この限りでない」という項目も削除。現状、小さいお子さん同伴の傍聴を理由に傍聴をお断りすることはありませんが、その現状に沿うよう改正したものです。
泣き続ける赤ちゃんや動き回る子どもさんを同伴された場合、どうするかという問題もあり、先に議会運営委員会で議論した際(傍聴しました)、その「書きぶり」については議論がありました。
最終的には「議事を妨害することを疑うに足りる顕著な事情が認められる者」は傍聴席に入れないことになっているので、議長判断で退席していただくことが可能(平野議員が発言しました)と判断、島本町議会は児童・乳幼児の同席を事実上、規則で認めました。
議会が市民にとって身近なものになるようという思い、それはこのブログを書き続ける最大の理由でもあります。選挙で選ばれたからといって、すべてを任されたわけではありません。
まして、すべてに正しい判断ができるとは限らない。数の力でものごとが決まるならば、生活保護を受けている方や障がいを負って生きる人の声は、そうでない圧倒的多数の人びとの声にかき消されてしまいます。
日本国憲法があってこその基本的人権、幸福追求権の保障。多数決でよい判断ができないことは、実は思っている以上にたくさんあります。だからこそ、多様な意見が反映される議会、気づきのある議論がが必要です。
今日の議員全員協議会では会派制についても議論しました。女性が半数をしめる島本町議会ですが、実は、会派(多くが党と同一)の方針、会派としてまとめた意見に性差が埋もれてしまうことが少なくありません。
会派に所属しない議員は改選後4名。改選前は16人定数の内1名、改選後は14名定数の内4名が会派に所属していません。(無所属2名、維新1名、民主1名)
市民から選ばれた議員が、会派に所属しないという理由で議会運営委員会や会派代表者会議の構成員になれない=発言権がまったくないというのは平等性に欠け、市民意見が正しく反映されない、というのがわたしの意見です。
かといって会派制をなくし、例えば、議員全員のなかから委員会の構成員を選ぶと、数の論理と水面下の交渉が働いて、結果としてひとつの委員会に自民・公明・民主のみという状況が生まれる可能性も否定できません。
これまで島本町議会が培ってきた会派制を維持しつつ、より多様な意見が生かせる議会運営に実績を積みながら改革していく。これが、今、会派「人びとの新しい歩み」(平野・戸田)としての共通認識です。
画像
「河豚助」
ユーモア造形作家・江口宏
江口氏の川柳
なんとでも言える出来るの多数決
他にも、傍聴席に入ることができない者とされていた「杖を携帯している者」を削除しました。また、傍聴人の「帽子・外とう、襟巻の類の着用」も認めました。高齢者や障がい者の傍聴を妨げる表現として、本来ならばもっと前に改正する必要がありました。
また、「児童及び乳幼児は、傍聴席に入ることができない。ただし、議長の許可を得た場合は、この限りでない」という項目も削除。現状、小さいお子さん同伴の傍聴を理由に傍聴をお断りすることはありませんが、その現状に沿うよう改正したものです。
泣き続ける赤ちゃんや動き回る子どもさんを同伴された場合、どうするかという問題もあり、先に議会運営委員会で議論した際(傍聴しました)、その「書きぶり」については議論がありました。
最終的には「議事を妨害することを疑うに足りる顕著な事情が認められる者」は傍聴席に入れないことになっているので、議長判断で退席していただくことが可能(平野議員が発言しました)と判断、島本町議会は児童・乳幼児の同席を事実上、規則で認めました。
議会が市民にとって身近なものになるようという思い、それはこのブログを書き続ける最大の理由でもあります。選挙で選ばれたからといって、すべてを任されたわけではありません。
まして、すべてに正しい判断ができるとは限らない。数の力でものごとが決まるならば、生活保護を受けている方や障がいを負って生きる人の声は、そうでない圧倒的多数の人びとの声にかき消されてしまいます。
日本国憲法があってこその基本的人権、幸福追求権の保障。多数決でよい判断ができないことは、実は思っている以上にたくさんあります。だからこそ、多様な意見が反映される議会、気づきのある議論がが必要です。
今日の議員全員協議会では会派制についても議論しました。女性が半数をしめる島本町議会ですが、実は、会派(多くが党と同一)の方針、会派としてまとめた意見に性差が埋もれてしまうことが少なくありません。
会派に所属しない議員は改選後4名。改選前は16人定数の内1名、改選後は14名定数の内4名が会派に所属していません。(無所属2名、維新1名、民主1名)
市民から選ばれた議員が、会派に所属しないという理由で議会運営委員会や会派代表者会議の構成員になれない=発言権がまったくないというのは平等性に欠け、市民意見が正しく反映されない、というのがわたしの意見です。
かといって会派制をなくし、例えば、議員全員のなかから委員会の構成員を選ぶと、数の論理と水面下の交渉が働いて、結果としてひとつの委員会に自民・公明・民主のみという状況が生まれる可能性も否定できません。
これまで島本町議会が培ってきた会派制を維持しつつ、より多様な意見が生かせる議会運営に実績を積みながら改革していく。これが、今、会派「人びとの新しい歩み」(平野・戸田)としての共通認識です。
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「河豚助」
ユーモア造形作家・江口宏
江口氏の川柳
なんとでも言える出来るの多数決