とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

町立プール廃止の方針について、思う

2014年06月22日 | とだ*やすこの議会報告
老朽化著しい町立プールの廃止を決定する議案が6月の議会に出されました。1956年(昭和31年)開設以来、地域の子どもたちの成長を見守ってきた青空プールですが、戸田は平成23年度に行われた現況調査結果を目にして以来、これ以上の存続は厳しいと判断してきました。

今年プール開きをしても、来年は厳しい。そういう状況がもう数年続けられてきました。廃止やむなしとの判断に疑義はありません。ただ、利用者や住民に説明することなくプールの季節の直前に一方的に決めてしまう町・教育委員会の姿勢はあまりにも残念で、実はおおいに問題です

平成23年度の現況調査の結果を情報公開して、深刻な老朽化を知って以来、安全面でも財政面でも、これ以上の存続は無理ではないか、正確な情報を的確に伝えれば、町立プールの課題について、住民は理解できると主張してきました。

説明責任を果たせば、町と職員に対する感謝と信頼にもつながるはずです。また、生涯学習施設(プール・体育館・キャンプ場など)については、建設年や維持補修管理に係る費用、利用状況などの情報をまず整理し、住民と共有したうえで、グランドデザインを描く必要があるというのがわたしの考えです。

今回、住民説明会の開催を求める有志(28名)から、町長、教育長、議長宛に要望書が出されています。心に沁みる文面です。まちづくり基本条例に基づいて、対面・対話式の住民説明会が、当然、開かれるべきです。広く住民に説明責任を果たすことの意味を審議で訴えたいと思います。

また、要望書には「今回の件は、夏の、ひいては(ママ)年間を通した島本の子どもたちの健やかな育成のための遊び場を確保するという大きな視点からの話し合いが行われるべきよい機会であるとわたくしたちは捉えております。」とあり、まさにその通りだと思います。

議会は多数決で議決されます。これさえ数で通ればよいという執行部の姿勢は、権力と権利を間違って理解してしまう議員を育て続けることになります。職員も議員も、成熟した市民の姿がみえないままです。

傍聴資料のもちかえりを認めない姿勢も根っこは同じです。住民とともにある施策を実現しない限り、基礎自治体に明るい未来は期待できません。住民参画、住民自治に向けて多くの自治体がさまざまな工夫をされているなか、島本町と島本町議会の現状はまるで時代劇のように、わたしには思えます。


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昨日19日朝、町立プールの現状を視察しました
「人びとの新しい歩み」は毎年のように視察しています

今回は廃止の提案に対する審議の事前調査
戸田・平野他、共産党、会派に所属しない議員
数名が担当課の説明を受けました

各プールへの量水器の設置、取水口の吸込み防止対策
大プールの漏水、コンクリートのひび割れ・陥没改善
数年来、茨木保健所からの指摘を受けています

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