徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

タイブレーク制に思う

2015-02-20 08:59:14 | 愛しき野球おバカ達
 今年の高校野球春季地区予選でタイブレーク制度が導入される。高校球児の特に投手の肩肘のケガを考慮し、長い延長戦を避ける目的である。延長10回若しくは13回で走者を置いた場面から始め、早い決着を図るのだ。

 先日このタイブレーク制度に興味ある記事を読んだ。そもそも高校野球でやらないといけないのか、という疑問。

 投手に負担がかかるのは事実で、肩肘を壊し潰れて行く投手も少なくない。高校に入って野球をやる以前に、すでに肩肘に異常を持ってる子が4割いて高校野球のルールでケアしても遅いというのだ。

 同感。人間の骨格は成長期にほぼ決まる。小学校5、6年から中学にかけて肩肘を酷使してしまってはどうしようもない。

 

 確かに高校野球である程度のルールを決め、酷使を防ぐのはいいと思うが、その前の段階でも処理を高ずる必要がある。むしろそちらの方が重要。

 近年の子供のフィジカルは、私が野球をやってた頃に比べると圧倒的に弱い。しかし近年、小学校のチームが冬場でも試合を組み、年間150試合もこなすチームがあると聞く。骨格がまだ発育途中若しくは発達していない小学生がだ。

 小学生の指導者はケガについての知識を持ち、正しいフォームを理解し、練習内容の工夫、投球数の制限が必要になってくるのではないだろうか。

 プロ並の勝利至上主義で、一人の子供の野球人生を奪ってはいけない。昔の経験だけで指導する時代はもう過去の負の遺産だ。サッカーのように体系化した少年野球の指導が今必要なのではないか。
 
 
コメント
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