床の間の周りには様々な釘を用います。軸や花入れを飾る為のもの、釣釜を掛ける為のものがあります。
軸を掛ける為の釘に「軸釘(竹釘)」、「折釘」、「二重折釘」などが有ります。
花入を掛ける為に床柱に打つのが「花釘」。床壁の中心に打つ釘を「無双釘(中釘)」、床の間の天井に打ち釣花入を掛ける為のものが「花蛭釘」、釜を吊り下げる為のものを「釜蛭釘」といいます。
紹介した釘は種類によって形がほぼ決まっており、私が設計した茶室の場合は、クライアントに釘自体を支給して頂きました。
釘を打つ場所(寸法)も決まっていて、一つ例を上げれば、花釘を設置する目安は、落掛から床框までの寸法の落掛より三分の一の高さが良いとされています。
畳のサイズは京間畳を使用しますが、現在の住宅やマンションのサイズには必ずしもあってきませんので注意が必要です。以前の設計では、点前座の2枚だけ京間畳のサイズとしました。これだけでも大丈夫だそうです。
畳縁の色は濃紺。畳の目は縁から半端な目を作らないこと。道具等の置く位置が、畳の目の数によって決まっているからだそうです。
畳の敷き方は炉を基準にするのが通例で、「床差し」という敷き方で通常は嫌われる敷き方ですが茶室では正とされています。茶室の畳の敷き方は、炉と亭主、客の動線が何よりも優先されるのです。
~つづく~
軸を掛ける為の釘に「軸釘(竹釘)」、「折釘」、「二重折釘」などが有ります。
花入を掛ける為に床柱に打つのが「花釘」。床壁の中心に打つ釘を「無双釘(中釘)」、床の間の天井に打ち釣花入を掛ける為のものが「花蛭釘」、釜を吊り下げる為のものを「釜蛭釘」といいます。
紹介した釘は種類によって形がほぼ決まっており、私が設計した茶室の場合は、クライアントに釘自体を支給して頂きました。
釘を打つ場所(寸法)も決まっていて、一つ例を上げれば、花釘を設置する目安は、落掛から床框までの寸法の落掛より三分の一の高さが良いとされています。
畳のサイズは京間畳を使用しますが、現在の住宅やマンションのサイズには必ずしもあってきませんので注意が必要です。以前の設計では、点前座の2枚だけ京間畳のサイズとしました。これだけでも大丈夫だそうです。
畳縁の色は濃紺。畳の目は縁から半端な目を作らないこと。道具等の置く位置が、畳の目の数によって決まっているからだそうです。
畳の敷き方は炉を基準にするのが通例で、「床差し」という敷き方で通常は嫌われる敷き方ですが茶室では正とされています。茶室の畳の敷き方は、炉と亭主、客の動線が何よりも優先されるのです。
~つづく~